日本代表メンバーの推定市場価格に変動が【写真:Yukihito Taguchi】

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柴崎や長友と同位からジャンプアップした久保、今や代表チーム内2位タイに

 森保一監督率いる日本代表は、10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦でミャンマーと対戦し、敵地で2-0と勝利した。

 W杯アジア予選で白星スタートを切った日本代表メンバー23人の「最新推定市場価格」(ドイツ移籍情報専門サイト「transfermarkt」)をチェック。注目を集める18歳MF久保建英(マジョルカ)は5倍アップを果たし、代表チーム内で上位に食い込んでいる。

 ミャンマー戦ではMF中島翔哉(ポルト)とMF南野拓実(ザルツブルク)のゴールで2-0と勝利。来夏まで続く2次予選の初戦を白星で飾り、7大会連続のW杯出場に向けて森保ジャパンは順調な一歩を踏み出した。

 そんな日本代表メンバーの最新推定市場価格を見ると、急激な伸びを見せている若武者がいる。18歳98日でミャンマー戦のピッチに立ち、W杯予選史上最年少出場を果たした久保だ。風間八宏(現・名古屋グランパス監督)氏の19歳67日を上回る形で記録を更新。ゴールこそ決められなかったが、日本の若武者が日本サッカー史に名を刻んだ。

 今夏、FC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ移籍し、その後に同国1部マジョルカへ1年間の期限付き移籍となった久保は、市場価格が200万ユーロ(2億3700万円)から1000万ユーロ(11億8900万円)と5倍アップ。選手の年齢、クラブや代表での実績、ポテンシャルなどを踏まえて算出される市場価格だが、久保のそれは今夏を境に飛躍的な伸びを見せている。

 当初はMF柴崎岳(デポルティボ)やDF長友佑都(ガラタサライ)と同額の200万ユーロだったが、日本代表選出やスペイン移籍などが重なり、森保ジャパン内でMF堂安律(PSV)と並ぶ2位タイの1000万ユーロの値が付いた。現在、代表内トップは10番を背負う中島の2500万ユーロ(29億7400万円)。久保との差は現在1.5倍だが、スペインでの活躍次第では、その差も縮まりそうだ。(Football ZONE web編集部)