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限界にきた石油漬けのアメリカン・ウエー・オブ・ライフ

【PJ 2006年02月09日】− 「アメリカは石油漬けだ」この言葉はブッシュ大統領の年頭教書で最も注目すべきものだ。「悪の枢軸」のように注意を喚起するものでなく、率直な自認、しかも若いとき石油漬けで成功を収めようと過ごしたものの自認であると、2月4日付英誌「エコノミスト」は伝えている。

 この発言は、2025年までにアメリカが、中近東からの石油輸入量の75%以上を他の地域に切り替えるという劇的な目標に伴うものであった。この目標を達成するため、「アドバンスト・エネルギー・イニシアティブ」と称する政策を公表した。この政策で、アメリカがエネルギーを無駄遣いしている二つの分野に22%のクリーン・エネルギーの研究費をつぎ込むと約束している。

 「石油漬け」という言葉はアメリカの家庭やオフィスを変えることになるだろう。ブッシュ大統領はクリーン・コール・テクノロジー、再生可能なエネルギー、原子力などの利用を拡大することを請け負った。第二の目標は輸送問題だ。彼は、自動車用のバッテリーと水素燃料電池の研究開発費を増大し、エタノール(木材チップやキビから作られる)が商業生産できるよう助成策を講じると約束した。

 しかし、アメリカの石油漬けを終わらせようとするこの計画には多くの問題がある。まず第一に、2025年までに中近東からの石油輸入の四分の三を切り替える点を考えてみよう。石油は代替可能で、世界中で取引されているので、どこから輸入されるかは問題にならない。たとえアメリカがすべての石油をカナダ、ベネズエラ、ナイジェリアから輸入しようとも、サウジアラビアにおけるオイル・ショックは石油価格を急騰させる。外国からの石油を完全にあきらめない限り、アメリカはオイル・ショックから免れられない。

 ブッシュ大統領が明らかにしたテクノロジーは必ずしも間違っているわけではない。ハイブリッド・カーやエタノールなど彼の指摘した幾つかのアプローチは見込みがある。しかし、彼のエネルギー政策は昨年、エネルギー法として議会を通ったが、この法律は多額の助成金を考えうるあらゆるエネルギー・ソースにばら撒くというものだ。そのうえ、この法律は排出炭素の取引を助長するものではなく、炭素税にも触れていない。

 要するに、ブッシュ大統領は、依然として、クリーンな技術を利するような市場を造成する規則を回避しており、したがって、アメリカが無駄遣いしているエネルギーのコストを払う努力も回避している。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 【 】
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