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触って、押して、乗ってみる障害者用の車いす講習会

触って、押して、乗ってみる障害者用の車いす講習会
電車の出入り口とホームの隙間に注意を払いながら、車いすの前を持ち上げる。乗っている人が安心できる心配りが大切だ。 (写真提供:あゆみの家)
【PJ 2006年02月09日】− 東京都新宿区内に居住する心身障害者とその家族の福祉のために設立された「新宿区立あゆみの家」が今月25日、ボランティアに興味のある人や日ごろ車いすを使っている人と接する機会のある人のために「車いす・押し方講習会」を開く。車いすのしくみや操作方法を説明するほかに、実際に車いすに触って、押して、乗ってみるという体験を通じて、障害者の気持ちに近づき、理解してもらおうという講習会だ。

 「車いすを押すのに講習会だなんて大げさすぎやしないか」と思う人もいるはずだが、車いすを使っている人からこの社会を見ると、危険な場所はいたるところにある。踏切上のレールの溝、電車の出入り口とホームの隙間、バスの乗降地、また、わずかな傾斜の下り坂さえ、車いすを押す人が気配りを怠ると、車いすに乗っている人は不安で落ち着いて座っていられない。

 車いすはスタンダードのもののほかに、障害者の身体に合わせて長い背もたれが設置されたもの、背もたれの角度が変えられるリクライニング式のもの、手元の小さな動きで操作が可能な電動式車いすなど千差万別だ。

 「新宿区立あゆみの家」の職員によると、今回の同講習会の目的は車いすを使っている人に安心して乗車してもらうために、車いすを使っている人の視点を経験してもらうこと。また、こうした機会を通じて、障害者も身近なこの街の住民であり、場面に応じて支援が必要とされるひとりの人間であることに気づいてもらうことだという。

 心身障害者通所訓練施設として「新宿区立あゆみの家」は1971年に設立され、2005年に幼児部門を分離し、障害児だけでなく発達に遅れのある児童についての相談や支援を行う「新宿区立子ども発達センター」を同敷地内に設けた。現在両施設には合わせて100人の利用者がおり、送り迎えをする専用バスなどで同施設に通っている。

 これまでに「重度心身障害者支援体験講習会」や「心身障害児支援者研修会」で、障害についてや障害者支援の基礎知識などについてのセミナーが開設された。今回の「車いす・押し方講習会」は同シリーズの3回目となる。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【 東京都 】
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