蛭子能収のゆるゆる人生相談「闇営業、どう思いますか」

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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!

【Q】「役者をしていますが給料が安いため、事務所を通さない闇営業のイベントで稼いでいます。闇営業で自粛している芸人を考えると複雑です。蛭子さんは闇営業をどう思います?」(熊ち愛おさん・32・役者修業・千葉県)

【A】「後ろめたいお金を使っても楽しめないので闇営業はしない」(蛭子能収)

芸人さんが活動を自粛しているのは闇営業よりも、反社会的組織の宴会に出たからだと思うんですけどね。

お金を稼ぐことは人生のなかでも尊い行為です。オレにとって「闇営業」は女房に知られないでギャラを手に入れること。かつては「とっぱらい」といって日払いでギャラを手渡してくれる仕事がありました。オレは「戸町少年合唱団」に入っていたから歌もうまいし、こう見えて、気の利いた挨拶もできるんです。いつでも「とっぱらい」に対応できるように三文判も持っていますよ。

とはいっても、最近は、そんな仕事はないし、女房に対して後ろめたいし、怒られるかと思うと落ち着きません。だから女房に話してしまいます。この人も稼ぎ方が気になるなら事務所に話したらどうですかね。

気がとがめない稼ぎ方だとお金は使っても楽しいですよ。先日、マネージャーが競馬で18万円も勝ったので「つばめグリル」の和風ハンブルグステーキをごちそうに! いつもよりおいしかったです。てへっ!