「へそくり」という言葉、最近ではめっきり聞くこともなくなったが、内職をしたり、出費をおさえるなど家計をやりくりして貯めた内緒のお金のことですよね。部屋の掃除をしていたら徳川埋蔵金のごとくひらひらと・・・と出てきた人もいるとかいないとか(笑)。

 損保ジャパンDIY生命が先日実施したアンケートによると、全国のサラリーマン世帯の主婦500名(20〜50代の各代毎125名 平均39.9歳)に聞いたところ、へそくりがある! と答えた約4割の平均額は、なんと241万円というじゃあーりませんか!

 「へそくりありまっせ!」と答えた主婦の中でもっとも多い金額が、100万円〜200万円の11.4%。一方で700万円以上と解答した人が全体の3.6%。旦那さんの職業が気になります、って余計なお世話?

 ちなみに、2005年の冬のボーナス(手取り額)の平均は、69.5万円。昨年冬と比較すると全体的にはアップの傾向にあるという。そしてその使い道としては預貯金などの貯蓄に回る分が多い。やはりコツコツ型の日本人ならではの傾向でしょうか?

 この「へそくり」、どうやら夫の給料やボーナスをやりくりして貯めるお金以外にも、独身時代に妻がためたお金なども含まれているようです。「夫に内緒にしている資産」のことを一般的に「へそくり」と呼んでいるので、金額が大きくなっているんですね。

 ちなみに周りに「へそくりってあるの?」と聞いてみたところ、

「ありません。すべてお金はお互いに公開しています。共働きなので、財布の紐はそれぞれが握っています。旦那の給料をやりくりしているという感覚はないですね。241万円あったら? 貯金しますね。もしかして家出とかするかもしれないじゃないですか。いざというときのためにとっておきます(笑)」(20代・主婦)

 という堅実な声もある一方で、

 「独身時代に貯めたお金はあったけれど、使ってしまったわ。平均は241万円? それだけあったら、旅行や洋服を買いたい・・・」(50代専業主婦)

 という声も。答えは年齢や自分が自由に使えるお金があるか否かで変わってくるよう。ちなみにこのアンケートでは、自分の夫のへそくりはあるかどうかという問いには、76%が「ないと思う」と答えています。これあくまでも「思う」がポイント。

 「旦那のへそくり? もちろんありますよ。一体いくらなのかはわかりませんけど、相当ありますよ(笑)」(50代専業主婦)

 財布の紐を握っていると考えている妻であっても、現実は旦那が十分なへそくりを持っていることも・・・。誰にでもヒミツがある。あなたの奥さん/旦那さんのへそくりのホントのところ、ちょっと気になりますね。(押木真弓/verb)