中国メディアは、「日本とドイツに住むならどちらを選ぶかという質問があれば、日本を選ぶ」という記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・東方網は6日、アジアの技術大国・日本と、欧州の技術大国・ドイツのどちらに住みたいかについて論じた文章を掲載した。文章の作者は日本を選んでおり、文章中でその理由を列挙している。

 文章はまず、「日本とドイツに住むならどちらを選ぶかという質問があれば、日本を選ぶ。それはあくまで歴史の問題はさておいて、ということになることはあらかじめ断っておく」としたうえで、日本を選んだ大きな理由として「成熟した先進国で、環境がきれいで、交通が発達していて、生活が非常に便利だから」と伝えている。

 また、法律面でも健全かつ厳格な法体系が構築されており、生活上の安全性が保障されていると紹介。また、個人の財産が侵されることがなく、インフラ建設のために強制立ち退きを受けることなく、自らの意志によって土地などを売却するかどうかを決定することができる自由があるとした。

 さらに、日本の食べ物も大きな魅力であるとし「非常に繊細かつ美味で、栄養もある。その人気ぶりは本国だけでなく世界各国に日本料理店があることからも分かる」と伝えたほか、教育に対する重視ぶりという点でも大きなメリットがあると説明している。

 記事が挙げた理由について、ドイツでも実現されている事柄が少なくないのではという印象も否めない。日本を選ぶ理由にはさらに、これらの要素のほかに本国からの近さ、同じ東アジアの漢字文化圏に位置すること、そして、中国でも人気の高い日本のサブカルチャーに触れられることなども影響しているかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)