工事や庭の手入れなどで自宅を訪れ、長時間作業をしてくれる人たちに、休憩時、お茶やお菓子を提供する人は少なくないでしょう。

一方で、引っ越し業者の人へのお礼のチップ(心づけ)などの何かお礼をした方がよいのでしょうか?

今回は、引っ越し業者へのお礼のチップについての引越し業者側の考え方と実際お礼をする場合について解説していきます。

1. 引っ越し業者の本音は?

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「引っ越し業者に心づけは必要か」という疑問に対して、引っ越し業者のホームページの「よくある質問」ページには、ほぼすべての業者のサイトに「心付けは必要としない」と書いてあります。

1-1 引っ越し業者の考えは?

引っ越し業者や引っ越しに来て作業する担当者は、ねぎらいの言葉だけで十分と思っているようです。

「お世話になります」、「よろしくお願いします」という言葉は、お金や物に勝るもの。

気持ちだけで十分、と思っている人が大半です。

2. 渡すなら何が喜ばれるのか

心付けやチップ、謝礼というと、現金を想像しますが、みんなはどうしているのでしょうか。

それぞれチェックしていきましょう。

2-1ペットボトルの飲み物

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引っ越し業者のスタッフは、冬でも汗をかくくらい、一生懸命作業をしてくれます。

そのため、飲み物はやはり定番でしょう。

夏でも冬でも、飲み物は差し入れとしておすすめです。

飲みきれないときに、どこでも気軽に置けるペットボトルなら、こぼす心配もありませんので便利です。

飲み物の種類は、喉を潤す水やお茶、スポーツ飲料がよいでしょう。

甘い果汁のジュースや乳酸菌の飲料などは、余計喉が渇いたり、水が欲しくなったりするうえ、好き嫌いがあります。

無難なものを選ぶべきです。夏は冷やして渡す、保冷剤と一緒に渡すなどの工夫をすると喜ばれます。

飲み物の提供は、熱中症対策にもなります。

とくに夏は、エアコンを取り外していてつけられないことが多いので、作業スタッフが熱中症になってしまうリスクがあります。

水分補給の役割もしますので、差し入れとしては最適です。

2-2現金を渡す場合

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チップとして現金を渡す場合は、引っ越し料金の額にもよりますが、少額でいいと思います。

相場は、500円〜2,000円ぐらいでしょうか。

スタッフを労う気持ちが分かれば、額面はさほど気にしなくていいでしょう。

日本人はチップをもらうことに慣れていない人が多いので、渡す方も渡される方も、気が引けてしまう人がいます。

そんな場合はクオカードを用意してはどうでしょう。

カードのサイズに合った封筒に入れて渡せば額面が丸見えになることもありません。

2-3 食べ物を渡すのはNG!?

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引っ越し作業がお昼前後になった場合、食事を準備してあげようとする人がいますが、その必要はありません。

作業を中断させてしまいますし、食事の好みや量が人によって異なるので、かえってストレスを与えてしまうからです。

手作りのものを振る舞いたい人もいるようですが、電源が落ちていて冷蔵庫が使えないことも想定されますし、保管場所や保管温度の問題もあるので、食事だけでなく、食材やお弁当は渡すのを控えたほうがよいでしょう。

3.渡すタイミングは作業後がベスト

心づけを渡すタイミングで一番おすすめなのは作業終了後です。

引っ越し作業が完了した後に、それまでの作業状況を見て感謝の気持ちをもって渡すことができます。

また、作業が終わったときは、スタッフも緊張していた気持ちがほぐれる瞬間でもあるからです。

引っ越し業者は、作業終了後に、挨拶をして引き上げることがほとんどです。その時が一番渡しやすいようです。

荷物を持って移動しているときに、追いかけて渡すようなことは絶対に止めましょう。

4.まとめ

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引っ越し業者の方針はどうなのか、世間ではどうしているのか、など気にするのもよいですが、自分がどうしたいのか、どうすれば気持ちを伝えられるかを考え、チップや心づけを渡すかどうか決めましょう。

チップや心づけを渡すのに細かなルールはありませんので、感謝の気持ちをどうやったら伝えられるかを考えて行動すべきです。