DeNA・伊藤光

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● オリックス 1 − 3 DeNA ○

<1回戦・京セラD大阪>

 DeNAが交流戦白星発進。昨季7月にオリックスからトレード加入した伊藤光が、古巣相手に貴重な決勝ソロを放った。

 7番の伊藤光は2回、一死無走者の場面でパ・リーグ防御率1位の山本と対峙。2ストライク後のカーブを見事に捉えると、打球は左中間席へ飛び込む5号先制弾となった。古巣相手の一発に渾身のガッツポーズ。2打席目以降も2安打1四球と全打席出塁し、試合後「10年間、オリックス球団に支えていただいて今の自分がある。横浜で活躍することが恩返し。打席に入るときに拍手をいただき感動しました」と、古巣ファンの温かい声援にも感謝した。

 伊藤光は守っても、不安定だったドラフト3位の先発・大貫を粘り強くリード。大貫は毎回走者を背負う苦しい投球だったが、5回5安打2四球無失点の粘投で、交流戦初白星となる今季3勝目(3敗)を手にした。

 DeNAは1点リードの4回、9番・大和の2点適時打で3−0。救援陣はオリックス打線の反撃を1点に抑え、9回を締めた山崎は9セーブ目(1勝1敗)を手にした。

 オリックスは引き分けを挟み5連敗。打線が10安打を放ちながら4番・ロメロの4号ソロによる1得点に終わり、またしても援護に恵まれなかった先発の山本は、6回3失点で3敗目(3勝)を喫した。