東京サンマリンが運営していた店舗(帝国データバンク撮影)

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 東京サンマリン(株)(TDB企業コード:987538922、資本金4000万円、東京都江戸川区西篠崎1-6-5、代表仲條剛史氏)は、6月3日に東京地裁へ自己破産を申請した。

 申請代理人は桑原周成弁護士(東京都墨田区江東橋2-14-7、下町の法律事務所、電話03-6659-3113)。

 当社は、1995年(平成7年)3月に設立された熱帯魚総合プロショップ経営業者。観賞魚や海草、インテリア水槽、飼料等の販売を手がけていた。かつては、観賞魚等を扱う小売店舗「アクア館」のほか、犬などのペット関連サービスを行う「ペット館」も展開。通信販売や従業として行っていた水回りリフォーム事業などで業績が伸長した2004年2月期には、年売上高約5億1000万円を計上していた。

 その後は、需要の低迷などから業容が縮小していたものの、月9ドラマ『海月姫』やNHK連続テレビ小説『まれ』、映画『Love × Doc(ラブドック)』などへの撮影協力も行うなど、関係者の間では相応の知名度を有していた。また、各種イベントなどでの水槽設置も手がけていたが、2018年2月期の年売上高は約1億8500万円にダウン。業況の回復が見込まれないなかで、今回の措置となった。

 負債は現在調査中。

 ※弁護士の「桑」は、正しくは異体字です。