「アマリです…」と言われても笑えない(甘利議員のツイッターから)

写真拡大

 安倍首相の“お友達”甘利明選対本部長の「おふざけ」動画が炎上している。甘利氏は1日、〈総理がSNS上手なので、もうすぐ70歳ですが、SNS頑張ってみようと思います〉とツイートし、25秒程度の動画も投稿。「ヒロシです……じゃなかった、アマリです」と、自虐ネタで有名な芸人ヒロシのパロディーを得意げに披露した。

甘利明選対委員長は“疫病神”か…安倍自民が地方選で連敗中

 この動画、3日夕時点で再生数が100万回を突破と、“大盛況”だが、コメント欄は大炎上だ。

 コメントの大半は、過去に発覚した甘利氏の“口利きワイロ”疑惑に関するものばかり。〈賄賂の説明責任を果たしてください〉〈ワイロの説明を聞いてませんので、Twitterでお願いします〉――。こんなコメントがあふれている。

 甘利氏の“口利きワイロ”疑惑の概要はこうだった。経済再生担当相だった2013年、都市再生機構との補償交渉を巡って、千葉の建設会社から口利きを依頼され、当時の秘書2人が現金500万円を受領。甘利氏自身も大臣室などで100万円を受け取った。16年1月に疑惑が発覚し、同月下旬の閣僚辞任会見で「調査結果をしかるべきタイミングで公表する」としながら、その後「睡眠障害」を理由に“逃亡”。以後、公の場で詳細を説明することはなかった。

 当然ながらコメント欄には〈『睡眠障害』治ったんですか?〉〈睡眠障害はどうした!?〉との声が続出。誰もが疑惑を忘れていないということだ。改めて説明責任を果たすのか、甘利明事務所に質問したが「本人が出張中で多忙のため回答できない」とのことだった。

 甘利氏は、選対委員長として今後、SNSで精力的に発信していくつもりらしい。しかし、“スネ傷”状態の甘利氏がSNSで発信とは、選挙にマイナスではないか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「暴言で維新を除名された丸山穂高衆院議員が釈明せよと議会に要請され、『健康問題』で拒否したばかりです。この一件で、甘利氏がかつて『睡眠障害』で説明責任から逃げたことを国民は思い出した。甘利氏本人に悪気はないのでしょうが、最悪のタイミングです。SNSで発信すること自体、批判する理由はありませんが、先に国民に報告すべきことがあるはずです」

「甘利ショック」が安倍自民の逆風になるかもしれない。