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「泳ぐ芸術品」は秋が楽しみ!錦鯉品評会始まる
【PJ 2006年01月22日】−
全日本錦鯉振興会主催の第37回全日本総合錦鯉品評会の一般公開が21日から東京都大田区の東京流通センター展示会場で、約1500の出品数の錦鯉を集めて始まった。審査で選ばれた大会総合優勝など各賞の錦鯉がそれぞれプールの中で展示され、国内外の錦鯉愛好家、生産者、流通関係者などのほかに、錦鯉ファンを多数集めて一般公開された。明日22日まで。
「泳ぐ芸術品」と呼ばれる錦鯉発祥の地は、新潟県中央部に位置する旧山古志村や小千谷市などの山古志郷の辺りで、江戸時代中ごろ、突然変異したマゴイを観賞魚として養殖したのが始まりと言われている。大正3(1914)年に東京上野で開かれた万国博覧会に「越後の変わり鯉」として紹介され、昭和13(1938)年に米国で開催された博覧会でさまざまな国の人たちの注目を浴びた。現在80種以上の品種があるが、大正時代に作り出された「紅白」と「大正三色」、昭和初期に作り出された「昭和三色」という主要3品種が原型となっている。
同品評会の大会総合優勝に輝いたのは、英国人のマーティン・プロウスさんとマーク・クランプトンさんの2人が共有する「紅白」の錦鯉。マークさんは25年ほど前から錦鯉の魅力に魅せられ、日本中の錦鯉の生産者を尋ね歩く錦鯉愛好家だ。新潟県の旧山古志村の虫亀地区に数カ月滞在するなど、同地区生産者の人たちの間でも、彼の顔はよく知られているほど。マークさんは「前回は準優勝だったので、今回大会総合優勝を頂けて、たいへん誇りに思うと同時にハッピーです」と話した。
その大会総合優勝の錦鯉を作り出したのが、広島県三原市の阪井養魚場の代表取締役であり、全日本錦鯉振興会副理事長の阪井弘二さんだ。昨日行われた審査会の最終選考に残った5匹の錦鯉のうち3匹が阪井さんの養魚場で作り出されたものだという。酒井さんによると、欧米やアジア諸国の錦鯉愛好家所有の錦鯉300匹ほどを、現在預かっている。
阪井さんが預かってその錦鯉たちは、春になると野池に放され、秋に引き上げられ、冬の間、一定の水温が保たれた「養鯉場」のいけすに入れられる。錦鯉の愛好家が楽しみにしている季節は、自分の錦鯉が春夏の間にどのように成長したかを自分の目で確かめる秋だ。それまでは、自分の錦鯉の写真などを手元に置き、次なる品評会で賞を取ることなどを夢見て楽しむという。
春から秋にかけた季節で「化ける」ものもいれば、期待はずれの成長に終わる錦鯉もいる。そこがまた錦鯉の難しさであり、おもしろさでもある。愛好家が自分の錦鯉の成長の様子を阪井さんに尋ねたりするのも楽しいひと時なのだ。
大会総合優勝をもらった錦鯉を作ったのは、阪井さんとっては今回で4回目。「優勝したこの『紅白』の錦鯉は、小さいころから、体格といい、色艶といい、ひときわ目立っていました。鮮明な「紅」と「白」の色が素晴らしい。顔半分にかかった「紅」の形は、これまでの大会総合優勝にはなかったもので、その模様配置の大胆さがいい方に評価されましたね」と阪井さんは目を細めながら話した。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【 東京都 】
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「泳ぐ芸術品」と呼ばれる錦鯉発祥の地は、新潟県中央部に位置する旧山古志村や小千谷市などの山古志郷の辺りで、江戸時代中ごろ、突然変異したマゴイを観賞魚として養殖したのが始まりと言われている。大正3(1914)年に東京上野で開かれた万国博覧会に「越後の変わり鯉」として紹介され、昭和13(1938)年に米国で開催された博覧会でさまざまな国の人たちの注目を浴びた。現在80種以上の品種があるが、大正時代に作り出された「紅白」と「大正三色」、昭和初期に作り出された「昭和三色」という主要3品種が原型となっている。
同品評会の大会総合優勝に輝いたのは、英国人のマーティン・プロウスさんとマーク・クランプトンさんの2人が共有する「紅白」の錦鯉。マークさんは25年ほど前から錦鯉の魅力に魅せられ、日本中の錦鯉の生産者を尋ね歩く錦鯉愛好家だ。新潟県の旧山古志村の虫亀地区に数カ月滞在するなど、同地区生産者の人たちの間でも、彼の顔はよく知られているほど。マークさんは「前回は準優勝だったので、今回大会総合優勝を頂けて、たいへん誇りに思うと同時にハッピーです」と話した。
その大会総合優勝の錦鯉を作り出したのが、広島県三原市の阪井養魚場の代表取締役であり、全日本錦鯉振興会副理事長の阪井弘二さんだ。昨日行われた審査会の最終選考に残った5匹の錦鯉のうち3匹が阪井さんの養魚場で作り出されたものだという。酒井さんによると、欧米やアジア諸国の錦鯉愛好家所有の錦鯉300匹ほどを、現在預かっている。
阪井さんが預かってその錦鯉たちは、春になると野池に放され、秋に引き上げられ、冬の間、一定の水温が保たれた「養鯉場」のいけすに入れられる。錦鯉の愛好家が楽しみにしている季節は、自分の錦鯉が春夏の間にどのように成長したかを自分の目で確かめる秋だ。それまでは、自分の錦鯉の写真などを手元に置き、次なる品評会で賞を取ることなどを夢見て楽しむという。
春から秋にかけた季節で「化ける」ものもいれば、期待はずれの成長に終わる錦鯉もいる。そこがまた錦鯉の難しさであり、おもしろさでもある。愛好家が自分の錦鯉の成長の様子を阪井さんに尋ねたりするのも楽しいひと時なのだ。
大会総合優勝をもらった錦鯉を作ったのは、阪井さんとっては今回で4回目。「優勝したこの『紅白』の錦鯉は、小さいころから、体格といい、色艶といい、ひときわ目立っていました。鮮明な「紅」と「白」の色が素晴らしい。顔半分にかかった「紅」の形は、これまでの大会総合優勝にはなかったもので、その模様配置の大胆さがいい方に評価されましたね」と阪井さんは目を細めながら話した。【了】
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