驚異! 精神科医に『Detroit: Become Human』を分析してもらったら、アンドロイドの超繊細な心理が明らかになってきた。

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...そんな思いつきから、いろんなプロと一緒にゲームをやってみる実況動画シリーズ。今回は、精神科医の名越康文さんと一緒に『Detroit: Become Human』(以下、『デトロイト』)をプレイ!

『デトロイト』は2038年、人々がアンドロイドに依存して暮らす近未来社会を舞台としたアドベンチャーゲーム。最先端のモーションキャプチャー技術による、CGキャラクターの繊細な心理描写が極めて高く評価されている作品だ。

名越さんと一緒にプレイしたのはチャプター1。主人公のコナー(アンドロイド)が、都心のマンションで発生した立てこもり事件を解決すべく、交渉人として現場へ向かう場面だ。

プレイ中、名越さんはホンモノの精神科医のスゴみを見せつけるが如く、登場人物たちの心理をズバリと言い当てる名推理を連発していった。その分ゲームの進行に時間がかかってしまった(動画は45分間)のだが…、それだけの価値はある。ホントにスゴいのでとにかく動画を見てほしい。

案内役を務めるのは、「ゲームは修行の一環だ」と主張するお坊さん系Youtuberのなむ氏。楽しく見てたら、ちょっぴり賢くなれる、《ゲームさんぽ》の旅に出かけよう!
文・構成/飯田直人
デザイン/桜庭侑紀
動画制作/DJ薄着
〇〇のプロと行く ゲームさんぽ 一覧(全3回、5/27,29,31公開)
《〇〇のプロと行く ゲームさんぽ》では、ゲームをクリアすることは目指しません。フィールド内をひたすら散歩しながら、ゲームデザインの細部を観察したり、ゲストの方にプロならではの専門的な話を聞いたりしていきます。

●出演者プロフィール
名越康文(なこし やすふみ)
1960年、奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現・大阪府立病院機構大阪精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、99年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析などさまざまな分野で活躍中。
なむ(Youtuber)
なまぐさ坊主。ゲーム実況を通じ、衆生の世界観の多様性に触れる修行中。お寺の子として生まれたはいいが、ゲームばかりする凡夫な人生を歩み、今後の仏教のあり方の模索も兼ねて《ゲームさんぽ》を始めるに至った。ただしなまぐさ故、動画の更新はあまり頻繁ではない。なむなむ。

●プレイしたゲームタイトル
『Detroit: Become Human』
2018年にソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売されたPlayStation®4向けアクションアドベンチャーゲーム。開発はフランスのゲーム制作会社クアンティック・ドリーム。2038年の近未来社会が舞台で、主人公は3人のアンドロイド。CGによるキャラクターの繊細な心理描写ほか、プレイヤーの選択によってストーリー展開・結末が無数に分岐していくゲームシステムなどが話題となっている。

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