36歳ながら今季は目覚ましい活躍を見せたクアリアレッラ photo/Getty Images

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36歳ながら、今季セリエAで再ブレイクを果たしたサンプドリアのFWファビオ・クアリアレッラ。彼はここまで26ゴールを記録しており、得点ランキングでトップに立っている。2位を走るミランのFWクシシュトフ・ピョンテクとの差は4ゴール。残り1試合ということを考えると、得点王はほぼ確実な状況だ。

伊『calciomercato』によると、クアリアレッラ本人も今季のパフォーマンスには満足しているようだ。このベテランFWは2018-19シーズンを次のように振り返った。

「開幕時、得点王を獲得できるかもしれないなんて予測できなかった。おそらく、みんなは二桁得点ぐらいを期待していたんだろう? この調子のまま、チームがシーズンを終えることを願っているよ。代表についてはわからないね。流れに身を任せることにするよ。代表チームには、若くて才能のある選手が揃っているんだ。僕がマンチーニ(イタリア代表監督)だったら自分を招集するかって? そりゃあ、そうさ(笑)。僕とサンプドリアの街、そしてサポーターとは特別な絆がある。2006年(最初のサンプドリア加入)以来、彼らは僕を良い時も悪い時も愛してくれた。彼らを大いに満足させて、期待に応えられるよう頑張るよ」

クアリアレッラは3月に行われたユーロ予選で、久々にイタリア代表へと復帰。リヒテンシュタイン戦では、2ゴール1アシストの活躍を見せた。「わからない」としつつも、自信はあるようだ。

今季は11試合連続ゴールを記録し、ガブリエル・バティストゥータ氏が残したリーグ記録に肩を並べたクアリアレッラ。さらには、セリエAにおいて36歳以上で20得点を記録した史上2人目の選手にもなった。はたして、大満足の2018-19シーズンを過ごした彼は、来季もその得点力を見せつけることができるのだろうか。ベテランの挑戦に注目が集まる。