ミルナーが教える「メッシ潰しの裏側」 がおもしろい

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バルセロナを大逆転で撃破して、UEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出したリヴァプール。

33歳のジェームズ・ミルナーはその瞬間にピッチ上で男泣きしていた。

そのミルナーは1stレグでリオネル・メッシに強烈なタックルを見舞うシーンも。

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『Daily Mail』のインタビューに応じた彼はメッシとのやり取りについて明かした。なんでもミルナーはスペイン語を操ることができるそう。

ジェームズ・ミルナー

「彼はハッピーではなかったね。

ハーフタイムに(ロッカールームにつながる)トンネルへ向かう時にスペイン語でかなり言われたよ。

“Burro”と言われたね。

ロバとかまぬけと訳されるけれど、スペインサッカーでは人を蹴るやつを言い表すためにも使われていると思う。

大丈夫かと聞いたんだけど、彼は受け入れなかったね。

自分がスペイン語を理解していることを彼が気付いていたとは思わない。

彼はこう言っていたよ。『お前がファウルをしてきたのは、俺が股抜きをしたからだ』って」
ジェームズ・ミルナー

「自分には彼に対する感嘆しかないよ。

彼があの試合でやったこと、キャリアを通じてやってきたこと、それによって彼と対戦するのを難しくしている。

彼を止めようとするなら、自分が馬鹿みたいに見えることを恐れてはいられない。

俺はそれをやった。彼に股抜きされたシーンは何百万回と見られたさ。

(そうなるのは)自分が最初ではないし、最後でもないだろう。

彼は驚異的な選手だ。

だが、ああいう選手とやるには、好きなようにやらせはしないことを分からせなければいけない。

リズムを邪魔しようとする必要があるのさ。

怪我させたくはない。だが、フィジカルなゲームであり、もし彼が走るなら、そのペースを乱そうとする。

それはゲームの一部であり、メンタルな側面だ」

ミルナーがメッシにタックルした場面は明らかに不必要なファウルで露骨なものだった。

だが、相手のペースを乱そうとして、プロとして意図的にそうしていたようだ。