難しい課題に果敢に挑戦する原田海【写真:編集部】

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世界選手権代表も内定、26日の決勝へ「3種目を全力で挑戦したい」

 スポーツクライミング世界選手権(8月・八王子)の代表選考会を兼ねた複合ジャパンカップ(愛媛・石鎚クライミングパークSAIJO)は25日、男子予選で原田海(日新火災)が1位通過し、楢崎智亜・明智兄弟(ともにTEAM au)らとともに世界選手権代表に内定した。

 東京五輪同様、スピード、ボルダリング、リードの3種目の複合で行われる今大会。屋外会場で気温30度を超える暑さの中、原田は課題だった1種目めのスピードで1本目の途中で落ちたが、2本目に7秒062をマークして6位につけると、得意のボルダリングで1位。最終種目のリードも1位を記録し、予選1位通過を決めるとともに世界選手権切符も手中に収めた。

 リードの持久力を重点的に強化してきたといい、20歳の昨季ボルダリング世界王者は「気づいたら持久力がついてきた」と手応え。1位通過については「狙ったわけじゃないけど、驚いてもいない。あり得ないことではなかった」と胸を張り、26日の決勝へ向け「自分の強みは技術より何でも恐れずに挑戦すること。3種目を全力で挑戦したい」と意気込んだ。(THE ANSWER編集部)