ゴールパフォーマンスが個性的な5名の選手
サッカーにおけるゴール後の感情表現は選手それぞれだ。
最近ではオリジナリティあふれる独特のパフォーマンスをする選手も増えてきている。今回は印象的なゴールパフォーマンスをする5人のスター選手を紹介しよう。
ピエール・オーバメヤング(アーセナル)
プレミアでもその身体能力を遺憾なく発揮しているオーバメヤング。今季は22得点で得点王に輝き、アーセナルの新エースとしての仕事を全うした。
バネのような身体を持っており、スピードは圧倒的だ。そして跳躍力もすざまじく、体操選手並みである。その証拠に彼はゴールを決めるたびにいとも簡単に前転宙返りを披露してみせている。
見ている方としては怪我のリスクも考慮すべきではないかとも思うが、安定感は抜群でありその心配はなさそうだ。
クシシュトフ・ピョンテク(ミラン)
ミラニスタにイグアインの存在を忘れさせたストライカーは“ガンマン”の愛称で親しまれている。
その元となったのはピストルを撃つポーズのゴールパフォーマンスからで、ポーランドでは優れたストライカーをガンマンにたとえることから始めたものだそうだ。
今や同じようなマシンガンパフォーマンスで知られたバティストゥータや同郷のレヴァンドフスキなど偉大なストライカーと比較されており、今後の活躍からますます目が離せない。
セルジュ・ニャブリ(バイエルン)
アラバ(左)とニャブリ(右)
アーセナルが手放したドイツの若手ウィングはブンデスで順調にステップアップしている。3年連続2桁得点をマークしており、その才能に疑いの余地はない。
そんな彼がハマっているのが、手で「まぜまぜ」するゴールパフォーマンス。海外では“クッキングセレブレーション”とも呼ばれている。これには元ネタがあり、NBAのスター選手、ジェームズ・ハーデンがショットを決めたときに行うものだ。
NBAファンの選手は多いが、ニャブリもその一人のようだ。
キリアン・エムバペ(PSG)
現在サッカー界で最も価値の高い男、エムバペ。ネイマールが離脱中も一人で得点を重ね、リーグアンでこれ以上達成することはないようにも思える。
若くしてここまで成功を掴んでいるのは、やはり常人離れしたメンタルを持っているからだ。不敵な笑みで腕を組む挑発的なゴールパフォーマンスは、怖いもの知らずである彼の性格をよく表しているようである。
ちなみにこのパフォーマンスの考案者は彼の弟であるそうだ。
ムハンマド・サラー(リヴァプール)
去年に比べれば控えめだが、今季もプレミアリーグの得点王に輝いたサラー。
彼はエジプト出身で、敬虔なムスリムであることは有名である。昨年はラマダン中にCLファイナルを迎えたことが話題になった。今年もチームは勝ち上がり、再び断食状態で大一番に望むことになりそうだ。
そんな彼はゴールパフォーマンスで「お祈り」ポーズを好んでいる。中東では頻繁に行われているが、欧州、そして彼のようなスター選手がやるとなかなかインパクトがある。