2011年に放送を開始し、今月19日(現地時間)に最終話が世界で同時放送されたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(以下GoT)』。8年間続いたドラマは数々のエミー賞を受賞し、そのほかにもゴールデングローブ賞を含む多数の賞を獲得している。また、同ドラマはセックスシーンやヌードシーンが多いことでも知られていて、ポルノサイトに無断で掲載された映像を排除する手続きを進めていることが話題になったことも。そんな作品でメインキャストを演じ、ある雑誌では「最もセクシーな女性」に選ばれたエミリア・クラークだけれど、官能映画シリーズ『フィフティ・シェイズ』の主役を断っていたそう。

『フィフティ・シェイズ』シリーズで主役アナを演じているのは、ダコタ・ジョンソン。彼女はこれがきっかけで有名女優となったのだけれど、元々はほかに数名の候補がいたんだそう。その1人が、「G0T」で “ドラゴンの母”こと、デナーリスを演じたエミリアだった。

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"Shall we begin?" Dive deeper into the #GameofThrones Season 7 premiere. (Link in bio) #GoTS7

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エミリアは、映画の内容に惹かれてはいたものの、ヌードシーンに対する世間の反応が理由で断っていたことを<The Hollywood Reporter>のインタビューで明かした。

「監督のサム・テイラー=ジョンソンは、まるでマジシャンなの。私は彼女のことが大好きだし、彼女の描いていたビジョンも美しいと思っていました。私がGoTでヌードになったのはかなり前(2年ほど前)。それでも、女性だからか、いまだにそのことばかり聞かれるのよ。それが腹立たしいし、本当にうんざりしちゃう。私がヌードになったのは、あくまでキャラクターのためなんです。男性に胸を見せてあげるためなんかじゃないの」
「最小限のヌードシーンしかしてないのに、こんな風に一生言われるんだから、映画出演は断りました。あの映画は官能をテーマにしていて、セックスやヌードだらけ。そんな領域に自ら足を踏み入れてしまえば、今後『もうその質問はしないで』と堂々と言えなくなっちゃうと思ったんです」

以前、別のインタビューで「セックスシーンは見せなければならないの、説明では通じないから」と、その重要性を語っていたこともあったエミリア。一方で、あくまでも作品や役柄のために演じたにも関わらず、ヌードにばかり関心が集まってしまうことにうんざりしているようだ。