ANAがA380型機「フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)」にヒアラブル端末「BONX Grip」を導入。客室乗務員は従来、インターフォンで連絡をやり取りしていましたが、これからは機内のどこにいても連絡可能になります。

世界最大の旅客機に導入

 ANA(全日空)が、2019年5月24日(金)就航のエアバスA380型機「フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)」で、客室乗務員同士のコミュニケーションにヒアラブル端末「BONX Grip」を導入しました。


「BONX Grip」を装着した客室乗務員(画像:ANA)。

 これまで客室乗務員同士のコミュニケーションは、機内数か所に設置されたインターフォンで行っていました。しかし、世界最大の旅客機であるエアバスA380型機は2階建てであり、従来よりも多くの客室乗務員を必要とします。今回「BONX Grip」を導入することで、機内のどこにいても、複数同士でコミュニケーションができるといいます。

 この端末は、BONXが開発し、リコーがビジネス向けに展開。利用するWi-Fi環境は、富士通が構築しました。ANAは今後、ほかの機材への導入や、地上の空港係員などへの導入も検討するとしています。