エクアドルとの初戦は2トップの一角で先発した斉藤光。チャンスを決め切れずハーフタイムで交代となった。(C)Getty Images

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 5月23日にポーランドでU-20ワールドカップが開幕した。グループBの日本はエクアドルとの初戦で1-1のドロー。同組のもう1試合では、イタリアがメキシコに2-1と勝利し、首位に立っている。

 イタリア・メディア『Sport Mediaset』は同日、「注目のタレント25人」と題し、大会を彩る若き才能たちを紹介。日本代表では、横浜FCの斉藤光毅をピックアップした。

 同メディアは、斉藤光を「横浜FCのFW。日本サッカー界の小さなスターだ。U-17代表で輝き、最近ではJ2の横浜で出場機会を増やし、2得点をマークしている」と紹介している。

 また、「興味深いのは、34歳年上のミウラ・カズとプレーしている点だ」と、イタリア・メディアらしく、セリエAでもプレーした日本サッカー界のレジェンド、三浦知良のチームメイトであると伝えている。
 
 一方、日本が26日に対戦するメキシコからはディエゴ・ライネス(ベティス)、29日に顔を合わせるイタリアからはアンドレア・ピナモンティ(フロジノーネ)が選出されている。

 1月にメキシコ1部のクラブ・アメリカからベティスに加入したライネスについて、Sport Mediasetは「非常に小さくて迅速。少しドリブルに夢中になるタイプで、母国ではリオネル・メッシとも比較されている。冬に加入したベティスではリーグ戦で12試合に出場。無得点に終わったが、テクニックがあり面白い存在だ」と称賛した。

 また、インテル・ユース出身でフロジノーネにレンタル中の、“自国の期待の星”ピナモンティについては、「インテルのトップチームでも数試合出場の経験があり、フロジノーネでは27試合で5得点。レンタルが終了しインテルに戻る彼にとって、今大会は成長ぶりを示すチャンス」と伝えた。

 ラウンド・オブ16を目指す日本は、ライネスやピナモンティを抑え込み、強豪を相手に結果を残せるか。斉藤光の活躍にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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