問題のあった歯科医院(画像は『The Sun 2019年5月20日付「HIV FEARS Dental surgery tells 563 terrified patients they need HIV tests because equipment was not cleaned properly」』のスクリーンショット)

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英ハートフォードシャー州にある歯科医院で、患者に使用する器具の消毒が規定通り行われていなかったことが発覚し、担当の女性歯科衛生士が解雇された。この女性が施術した患者は563人に上り、英国公衆衛生庁(PHE)はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)等の感染の危険があるとして対象の患者に郵送で手紙を送っている。『The Sun』『Metro』などが伝えた。

「あなたはHIVまたはB型・C型肝炎に感染している可能性があります。至急検査を受けてください。」

公衆衛生庁から突然こんな手紙が届いたら、誰だってショックを受けるであろう。ハートフォードシャー州ホッデスドンの歯科医院で今年1月、超音波スケーラーで歯石除去を行っていた歯科衛生士が、器具の消毒を怠っていたことが明らかになった。別のスタッフが気づいたもので、この女性は患者が変わるたびに器具を消毒しなければならないところ、一日に2回しか行っていなかったという。さらにこの歯科医院は1月の時点で英国公衆衛生庁(PHE)に患者の感染の可能性を伝えていたにもかかわらず、PHEが患者に通知したのは3か月後のことだった。

英東部のPHEで働くヨル・ホフマン氏は「563人がHIVやB型肝炎、C型肝炎に感染している可能性は極めて低いと思われます。今回の検査は予防対策として行われるものです」と述べているものの、手紙を受け取ったという患者らは「ショックを受けている。危険性は少ないというのはお役所が望んでいることであって、蓋を開けてみない限りわからない」「1月に判明していたのに、手紙がきたのは4月だよ。その間に感染者が出ても不思議ではないだろう。まったく嫌になる」と憤る。

なお問題の歯科衛生士だが、ロンドン出身の個人事業主でHIVや肝炎の感染は確認されていない。ホッデスドンの歯科医院は解雇になっているが、歯科衛生士の免許は剥奪されておらず、監視のもとであれば引き続き仕事を継続することが可能であるという。

このニュースには「ありえない。自分で歯石をとったほうがまし」「この歯科衛生士がまた働けるって、どうなっているんだろう」「刑に服すべき」「自分も歯科衛生士だけど胸がムカムカする」といったコメントが寄せられている。

ちなみに米ニューメキシコ州のスパでは先月末、無資格の医師によるバンパイア・フェイスリフトで2名がHIVに感染している。

画像は『The Sun 2019年5月20日付「HIV FEARS Dental surgery tells 563 terrified patients they need HIV tests because equipment was not cleaned properly」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)