アディダス側は契約解消が事実無根だと主張している【写真:Getty Images】

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REFEがアディダスとの契約解消の意向を表明もアディダス側は否定

 スペインフットボール連盟(REFE)はアディダスとのサプライヤー契約を2026年まで残しているが、契約を打ち切る方針であることが取り沙汰されている。

 しかし、アディダス側は契約解消が事実無根だと主張していることを「AP通信」が伝えた。

 REFEは今週月曜日、アディダスとの契約を打ち切り、新たなサプライヤーとの交渉の扉を開く意向を表明した。アディダスとの契約は1991年から続いており、契約は2026年まで残っているものの、“連盟が最低限に容認できる範囲の法的側面、透明性、公平性の基準”に達していないことを主張しており、解消を決断した要因として伝えている。

 しかし、アディダス側は火曜日、同メディアの取材に対して「契約は両者の中で一貫して保持されており、打ち切りの根拠は一切ない」と強調。「互いに合意している期限が満了を迎えるまでは、契約は継続される約束だ。もし必要があれば、弊社は関心を確保するために多くの手段に訴えるだろう」と力説していた。

 REFEは、数ヶ月に及ぶアディダスとの交渉は決裂に終わったとして、新たなパートナーを模索している段階にあると伝えているが、それまではアディダスとの契約は継続されることになると説明。アディダス側は「誇りを持って献身で最高のサービスを施しており、連盟へトップ品質の商品を提供している」と自負しているが、両サイドのすれ違いが浮き彫りになっているようだ。(Football ZONE web編集部)