バルサのビダルとメッシ photo/Getty Images

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バルセロナの哲学には合っていないのではないか、問題児だなど当初はマイナスな意見も見られたが、MFアルトゥーロ・ビダルが重要な存在となってきた。

ビダルは中盤で攻守にファイトすることができ、足下の技術も高い。目立った弱点がなく、セントラルMFとして完成度の高い選手だ。バルセロナの中盤では珍しいタイプで、守備を強化したい時にも指揮官エルネスト・バルベルデから信頼を受けてきた。

ビダルが評価される理由はそれだけではない。エースのリオネル・メッシと相性が良いことも称賛される理由なのだ。バルセロナは19日に行われたエイバル戦でメッシが2ゴールの活躍を見せたが、このゲームでビダルはアシストを記録している。スペイン『MARCA』によると、ビダルがメッシのゴールをアシストするのはこれが6点目。いつの間にかビダルとメッシの間で特別な連携が生まれていたのだ。

同メディアは「ビダルはメッシのベストパートナーの座を巡ってジョルディ・アルバと争っている」と伝えており、メッシとホットラインを築く左サイドバックのアルバにも負けない影響力をビダルは発揮している。

ビダルは加入当初こそスタメンから外れる機会も多かったが、今では重要な戦力だ。ユヴェントス、バイエルンで数多くのタイトルを獲得してきた実績は本物で、今季もいきなりリーガ・エスパニョーラのタイトルを手にした。獲得は正解だったと言えそうで、ハードな守備だけでなくエース・メッシとも良い関係が生まれてきている。