多数の作品に出演する人気俳優・佐藤二朗

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個性的バイプレーヤーとして引っ張りだこの人気俳優・佐藤二朗(50)。これまで出演した映画やドラマは300本を超えるが、近年ではクイズ番組『99人の壁』(フジテレビ)でMCを務め、新たな顔も見せている。そんな佐藤の魅力とは何なのか。佐藤について身近な人が語った。

19日放送の『情熱大陸』(MBS制作・TBS系)は俳優の佐藤二朗に密着した。プライベートで馴染みの飲食店を訪れた佐藤。そこに現れたのは、彼のファンだという俳優・向井理だった。2016年に連続ドラマの後、映画化もされた『神の舌を持つ男』(TBS)などで共演経験のある2人は、「酔っぱらった人の芝居はどうするべきか」という演技論を交わしたことも。向井は佐藤について「一緒の土俵で戦ったらダメなんだなと思いました。違うことをしないと」と競う相手ではないとして、「いろんなナンバーワンはいると思うんですけど、オンリーワンなんだなと思います。マネできない」と唯一無二だと表現した。

また佐藤のブレイクのきっかけとなったのは、2011年放送のドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京)。このドラマだけでなく佐藤は福田雄一監督作品には欠かせない俳優でもあるが、その福田監督は佐藤について「芝居じゃないんです。大人の落ち着きがないんですよ。いつでもキョドってて、あたふたしているんですよ」と普段の佐藤について明かし、その姿を見たときに「この人は面白い人だなー」と感じたという。

下積み時代も長かったと振り返る佐藤だが、今や出演オファーが絶えず、撮影現場から別の現場へと慌ただしく移動する人気ぶりで、バッグには同時進行の台本が常に数冊入っているそうだ。そんな中、1か月ぶりの休みには妻と7歳の一人息子と公園へ。佐藤が息子とサッカーボールを蹴る様子を眺めながら、結婚15年になる妻は「主人は乙女チックな感じがします。よく言えばロマンチスト。言っていいのか分からないですけれど頭がちょっとお花畑の感じがします」と朗らかに語った。

現在、2作目の監督作品となる映画『はるヲうるひと』を仕上げている最中の佐藤二朗。同作の脚本も佐藤が手がけているが、佐藤主宰の演劇ユニット「ちからわざ」でも上演したことのある作品だ。「世間様に佐藤二朗のまだ5分の1ぐらいしかお見せできていない感じがする。まだ出し切れていないという思いがある」と胸のうちを明かした佐藤。残り5分の4にどのような顔が隠されているのか、俳優・佐藤二朗の本領は計り知れない。

画像2枚目は『99人の壁【次回は5/25土曜よる7時放送】 2018年12月15日付Twitter「まもなく」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)