ポスタービジュアル
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 芥川賞作家・平野啓一郎の累計30万部を突破する同名小説を福山雅治、石田ゆり子の共演により映画化する『マチネの終わりに』(11月1日公開)の新キャストが発表。福山と石田演じる、惹かれ合う男女を取り巻く面々に、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行がふんする。併せて、ポスタービジュアル及び新キャストのキャラクタービジュアルも公開された。

 東京、パリ、ニューヨークを舞台に、世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史(福山)と、婚約者のいるジャーナリスト・小峰洋子(石田)の6年にわたる愛の軌跡を追う本作。ドラマ、映画『昼顔』の監督・西谷弘、脚本家・井上由美子のコンビが、出会った瞬間から強く惹かれ合いながら、決定的にすれ違っていく40代の男女の揺らぎを繊細に描き出す。

 運命の出会いを果たした2人を取り巻く面々にふんする、7名のキャストが発表。洋子の婚約者でニューヨークに住む経済学者・リチャード新藤に伊勢谷友介、長崎に住む洋子の母、小峰信子に風吹ジュン。蒔野のマネージャー、三谷早苗に桜井ユキ、蒔野の師匠であるギタリスト・祖父江誠一に古谷一行、祖父江の娘・奏に木南晴夏、蒔野を担当するジュピターレコードの社員・是永慶子に板谷由夏。さらに、フランス生まれの新星クラシックギタリストのティボー・ガルシアが、若き天才ギタリスト役として出演する。

 西谷弘監督は新キャストに以下のようにコメントしている。(編集部・石井百合子)

<西谷弘監督コメント全文>
 リチャードはヒロインに一度は愛された男。憎まれ役の恋敵だけでは成立しません。伊勢谷さんはその豊かな感性と想像力で、役柄に少年のようなピュアなハートの息吹きを吹きこみ、感情移入できる愛せる男に仕立ててくれました。
 早苗役は誰が何と言おうと桜井さんに決めてました。健気さと人の持つ痛さの表裏を繊細に表現できるのは彼女しかいないと。キャスティングが決まったとき、僕は冒険心を持って撮影の旅に出ることができました。
 祖父江は蒔野と30年来の仲。初共演の二人には劇中写真のスチール撮りからお願いしました。台本のない二人のフリートークは素晴らしいセッションを生み、30年の時を埋めてくれました。古谷さんの軽やかで深みのある存在感が、主人公の描かれていない昨日を想像させてくれたのだと思います。