初夏に必要な美肌ケアって？この時期やるべきお手入れをチェック
気温の上昇、強い紫外線、汗や皮脂分泌量の増加など、初夏の肌にはトラブル要因がたくさん！スキンケアは365日同じではなく、季節や肌コンディションに合わせて変えるのが正解です。
初夏に起こりやすい肌トラブルをチェックして、どんなお手入れをするべきなのか知っておきましょう。
美しい新緑、さわやかな風に心が明るくなる5月、梅雨に入り、長雨と肌寒い日に心までジメジメしそうな6月。初夏と呼ばれるこの時期、私たちの肌はどんな状態で、どんなケアをする必要があるのでしょうか。
真冬のような厳しい乾燥や、春先の花粉による肌ゆらぎはなくても、初夏ならではの肌トラブルが起こりやすくなります。まず、初夏の肌に生じる肌トラブルをチェックしておきましょう。
シミやそばかすが表面化
紫外線の量は春先から徐々に増え始め、5月に入ると紫外線量はさらにUP。紫外線を浴びた肌の内部では、紫外線のダメージから肌を守るためにメラニンをつくるメラノサイトの働きが活性化します。
当然、作られるメラニンの量がUP。過剰に生成されたメラニンが肌内部に居座って、シミやそばかす、くすみとして肌表面にあらわれます。
汗や皮脂分泌が増えて複数のトラブルが発生
5月を過ぎると、気温が高くなり汗ばむ陽気の日が増えます。「梅雨寒」という言葉があるように、梅雨時期には季節外れの寒さを感じる日もあるでしょう。しかし、梅雨の中休みにはうだるような暑さになることも。
暑いと汗や皮脂の分泌量が増えます。メイクが崩れやすくなったり、汗で日焼け止めが流れやすくなったりします。また、汗による肌荒れ、皮脂分泌過多による毛穴の開き・毛穴の詰まりなどのトラブルが起こります。
実は乾燥しやすい
紫外線の中でも、紫外線B波は肌表面を乾燥させます。紫外線量が増える初夏は、肌が乾燥しやすくなります。
さらに、暑い日には冷房を使うこともあるでしょう。冷房は肌に冷えを引き起こし、肌のすこやかになろうとする力を損ないます。肌力の低下は肌を乾燥させます。また、冷房の風によって、肌表面の水分も奪われやすくなります。
初夏のお手入れは何をするべき？
初夏に起こりやすい肌トラブルをチェックしたところで、次にどんなケアをすればよいかを見ていきましょう。
1年を通してケア方法を変えずにいると、美肌力は低下してしまいます。初夏にあったお手入れで、美しい肌を守りましょう。
UV対策の徹底
レジャー紫外線と言われる紫外線B波は、肌を乾燥させるだけでなくメラニンの生成を促して、しみやそばかすの原因になります。生活紫外線と言われる紫外線A波は、肌の奥にある真皮にダメージを与えてたるみやシワを引き起こします。
紫外線量が増える初夏は、日焼け止めだけでは肌を守り切れません。UVカット効果がある帽子やサングラス、薄手のカーディガンを活用して紫外線を徹底的に防ぎましょう。
なお、梅雨時期で太陽が顔を出していない日でも、紫外線は地表に降り注いでいます。たとえ天気が悪くても紫外線対策はお忘れなく。
美白ケア
紫外線量が増えてくると、UV対策を徹底しても紫外線の肌へのダメージを完全に防ぐことはできません。したがって、紫外線を浴びる前・浴びた後のケアを大切にするのがポイント。
メラニンの生成を抑制して、シミやそばかすを防ぐ効果がある美白有効成分配合や、作られてしまったメラニンが肌に残らないよう排出をサポートする働きが期待できる成分配合の化粧品を取り入れましょう。
紫外線をたくさん浴びた日は、美白ケアができるパックで集中ケアをするのもベター。
保湿ケア
保湿は美肌作りの要。初夏は外気が乾燥していないため、保湿ケアがおろそかになりやすいもの。しかし、紫外線や冷房などで肌はうるおい不足になりがちです。
乳液やクリームのベタつきが気になるからと、保湿アイテムを使わないのは絶対にNGです。初夏でも使いやすいみずみずしいテクスチャーの乳液やジェルクリームなどを活用して、きちんと保湿を行いましょう。
皮脂ケア
皮脂分泌の対策としては、以下のようなポイントをおさえておきましょう。
こまめに、あぶら取り紙で皮脂をオフする皮脂分泌をコントロールする働きが期待できる成分配合の基礎化粧品を使う皮脂吸着パウダーなどが配合されたメイクアイテムを使う皮脂は古い角質と交じり合うと、角栓や肌のざらつきの原因になります。また、皮脂が多く分泌されると毛穴の開きが目立ちます。そのため、初夏は拭き取り化粧水やクレイパックなどのスペシャルケアを取り入れるのもおすすめです。
ただし、テカりやメイク崩れの原因になる皮脂は、本来は肌の水分が逃げるのを防ぐ役割があることを忘れてはいけません。皮脂を取り過ぎるケアは、肌の乾燥を悪化させかねないのでやり過ぎには注意しましょう。
汗のケア
汗をかいた時は、やわらかいタオルでそっと肌を押えましょう。拭き取るときは、汗をタオルに吸収させるイメージで、ゴシゴシこするように拭き取るのはNGです。
水でぬらしたタオルのほうが、汗に含まれるアンモニアなどの成分を肌に残しにくくなります。汗に含まれる成分が刺激になって、肌にかゆみや赤みが出る汗荒れを起こしかねません。
汗をかいたら放置せずに、早めに拭き取って清潔にするよう心がけてください。特に顔の皮膚は体よりも薄く、刺激を受けやすいのでこまめに汗を拭き取るのがベスト。
ボディには制汗スプレーやロールオンなどの制汗グッズを活用しましょう。
天候や気温の変化による体の不調にも注意
春から真夏に移り変わる初夏は天候や気温の変化が激しく、体調を崩しやすくなります。食欲不振や睡眠不足になる人も多いのではないでしょうか。
体の不調はダイレクトに肌に影響を与えます。美しい肌をキープするためにも、日々の体調の変化にも気を配りながら過ごしてくださいね。
