問題行動目立つネイマール photo/Getty Images

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6月14日よりブラジルで開催されるコパ・アメリカ2019に臨むブラジル代表では、1つ注目されていることがあった。それはパリ・サンジェルマンFWネイマールを招集するのかどうかだ。

ネイマールはブラジルの絶対的エースではあるものの、ここ最近は何かと問題行動が目立っていた。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでマンチェスター・ユナイテッドに敗れた際にはVARからPKをマンUに与えた審判団を批判し、UEFAから3試合の出場停止処分を受けている。来季のグループステージ3試合は出場できないのだ。

さらにクープ・ドゥ・フランス決勝でレンヌに敗れたあとには、観客と口論になって軽いビンタを見舞うようなシーンがあった。こちらもフランスサッカー連盟から3試合の出場停止処分を受けている。

ブラジルを指揮するチッチは、以前ユヴェントスFWドウグラス・コスタが相手選手に唾を吐いた際に代表メンバーから外す罰を与えている。今回もネイマールを外すのではないかといった予測も出ていたのだが、やはりエースは外せなかった。しかし、ネイマールの問題行動に目をつむったわけではない。

米『ESPN』によると、チッチは代表で合流した際にネイマールと話し合いの場を持つと語っている。ネイマールにマナーを教え、人として成長してもらうためだ。

「ネイマールは間違ったことをした。彼とはこのことについて話をすることになる。マナーについてね。ブラジル代表の監督としてもそうだが、人として彼と話をするよ。マナー、規則についてだ」

まるで先生のようだが、ネイマールはもう少し感情を抑える必要がある。このままいけばコパ・アメリカでも問題を起こしてしまう危険があり、チッチとしても大会がスタートするまでに解決しておきたいのだろう。