テリーもランパードもいない OBが語る今のチェルシーに不足しているのは?
何かと苦しいシーズンではあったものの、マウリツィオ・サッリ率いるチェルシーは今季3位でフィニッシュすることに成功。ヨーロッパリーグでも決勝に残っており、このタイトルさえ獲得できれば今季は成功と言ってもいいだろう。
ただし、以前チェルシーでプレイしていたジョン・オビ・ミケルには気になっていることがある。それはリーダーの不在だ。現在プレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)のミドルズブラでプレイするミケルは、10年を超える期間チェルシーでプレイしてきた選手だ。自身もリーダーの1人であったと同時に、偉大な先輩たちの背中も見てきた。だからこそ、今のチームに強烈なリーダーシップを発揮する選手がいないことを気にしているのだ。
「今のチームを見ていると、素晴らしい選手はいるけどリーダーはいないね。僕たちの時代にはドログバやランパードに向かって叫ぶこともできた。僕も24、5歳だったけど、自分の意見を言うことができたんだ。今の彼らは互いに話し合っていないし、責任を取るリーダーもいない。それが彼らに欠けているものだね」
今季限りでDFガリー・ケイヒルも退団すると見られており、そうなればますますリーダーシップを発揮する選手がいなくなる。以前はジョン・テリーのような闘将と呼べる選手がいたのだが、来季から誰がチームを引き締めるのだろうか。