現在は中国でプレイするカラスコ photo/Getty Images

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中国スーパーリーグの大連一方に所属するベルギー代表MFヤニック・カラスコが、今夏に欧州復帰を果たすこととなるかもしれない。

2012年にモナコでプロとしてのキャリアをスタートさせたカラスコは、2015年夏にアトレティコ・マドリードへ移籍。加入初年度から公式戦43試合に出場し、チームの主力として活躍した。2年目の2016-17シーズンからは名門クラブの背番号「10」を託され、その後もコンスタントに結果を残して評価を上げていたカラスコだが、2018年2月に突如中国行きを決断。当時はこの移籍を疑問視する声も少なくなかった。

昨季はリーグ戦25試合に出場して7ゴール9アシスト、今季もここまで9試合で7ゴール1アシストと、中国でもその実力を発揮し、結果を残しているカラスコ。ただ、今年に入ったあたりから欧州復帰が噂され、本人も以前メディアの前でその復帰願望を口にしていた。今冬の移籍市場ではアーセナルが獲得を目指していたとの噂もあった。そんなカラスコが英紙『THE Sun』などのインタビューで次のようなコメントを残している。

「アーセナルが興味を持ってくれていたし、他にもたくさんのクラブが僕に欧州へ復帰するチャンスを1月に与えてくれていた。ただ、ここのオーナーに欧州へ復帰することは難しいと言われたよ。でも、おそらく今年の夏はそれが可能だ。素晴らしいことだし、僕が行きたいと思えば、オーナーと話をすることができるだろう」

「家族と近くにいれることだったり、すべての点で欧州へ復帰することが良い解決策になる。クラブやチームメイト、ファンも素晴らしく、僕はここに満足している。ただ、家族と遠く離れているので、できることなら欧州で試合を行うのがいい。戻れるのであれば、それが一番の解決策なんだ。僕は妻と最初の1年間は(中国で)一緒に過ごしたが、今年からはベルギーに戻ったからね。彼女は少しの間こっちへ来て、すぐにベルギーへ戻るの繰り返しなんだ」

家族のことも考えて、今夏の欧州復帰を検討しているようだ。はたして、カラスコは欧州への移籍を実現することができるのか。まだ25歳と若く、同選手を欲しがるクラブはたくさんありそうだ。