TKO勝ちを飾った井上尚弥【写真:Getty Images】

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英公共放送「BBC」も「衝撃的KO」と報道、現役世界王者も驚き「ヤバイ、恐怖の男だ」

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を259秒KOで下し、新たにIBF王座を獲得して2団体王者となったWBA世界王者・井上尚弥(大橋)。英公共放送「BBC」もモンスターの衝撃的な強さに注目し、母国ファイターらが「イノウエはヤバイ、恐怖の男だ」などと称賛したことを伝えている。

 ボクシングが盛んな英国にも強烈なインパクトを与えるモンスターぶりだった。公共放送「BBC」も「衝撃的なKO勝利」と称賛している。昨年5月のバンタム級昇格初戦となった前WBA王者ジェイミー・マクドネル(英国)らを指導する名伯楽、デイブ・コールドウェル氏はバンタム級最強を決める大会で示した規格外のパワーに「スペシャルだ」と称賛したことを伝えている。

 そして、母国の英国ファイターのツイッター上の反応も紹介。WBC世界フライ級王者のチャーリー・エドワーズは「ワオ、イノウエはヤバイ、恐怖の男だ。なんてモンスターなんだ!」と称賛し、元スーパーミドル級欧州王者のフランク・ブリオーニも「イノウエは名前に偽りなし。本物のモンスターだ」と絶賛していたことも紹介している。

 ヘビー級ファイター、デーブ・アレンも「私は素晴らしきイノウエに夢中だ。自分よりも10ストーン(63キロ)くらい軽いけど、彼の一撃は正直、食らいたくない。彼の一閃を食らってしまえば、どんなにサイズが大きくても、おしまいだ」と驚いたことを伝えている。グラスゴーの地で、無敗のロドリゲスを破壊した強さは多くのファイターの心にも刻まれている。(THE ANSWER編集部)