ココス諸島の浜辺のごみ。タスマニア大学提供(撮影日不明)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド洋の離島群での調査でプラスチック片数億個が見つかったが、それでもこれが世界の海岸に漂着したプラスチックごみの「氷山の一角」にすぎず、プラごみの実際の量は大幅に過小評価されている可能性がある。16日の英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」の研究論文で明らかになった。

 研究チームはオーストラリア本土の西2100キロほどに位置するココス諸島(Cocos Islands)に赴き、27の小さな環礁群から成る同諸島で推定約4億1400万個、重量にして約238トンのプラスチック片を発見した。しかし、論文の主執筆者のジェニファー・ラバーズ(Jennifer Lavers)氏によると、ココス諸島をはじめとする世界の海岸の地表にあるプラスチック片は、氷山の一角にすぎない可能性があるという。

 ラバーズ氏はAFPに「海洋生物学者として離島で15年ほど研究してきたが、どの島にも少なくともいくらかのプラスチック片があったため」同諸島でも予想していたと述べた。しかし同氏は「プラ片がどれくらい埋まっているかを確認するため堆積物を掘った際、深さに伴いその量が減らなかったことは大きな驚きの一つだ」と指摘した。

 研究チームがココス諸島の海岸に多数の穴を掘ったところ、砂の層の至るところからプラスチック片が見つかった。ほとんどは小片または微小粒子状だった。

 同チームは論文の中で調査を行った海岸のプラ片の実際の量について、海岸の地表にあり目に見えるものの26倍と推定。世界のプラごみ調査について、「ごみの堆積の規模を大幅に過小評価してきた」と結論付けている。

【翻訳編集】AFPBB News