4回に右翼線への適時三塁打を放つ広島・菊池涼介=甲子園(C)KYODO NEWS IMAGES

写真拡大

● 阪神 1 − 5 広島 ○

<9回戦・甲子園>

 広島は4回までに5点を奪い今季2度目の7連勝。投げては先発・アドゥワが、7回4安打無失点の快投で2勝目(1敗)を挙げた。

 広島は初回、一死から2番・菊池涼、3番・バティスタの連打で一、二塁の好機を作り、4番・鈴木が右中間突破の2点適時二塁打を放ち幸先よく先制した。2回も8番・田中広の二塁打を口火に二死三塁とし、菊池涼の適時内野安打で3点目。4回は菊池涼、バティスタの連続適時打で5−0とリードを広げた。

 前回12日のDeNA戦(マツダ)でプロ初完投勝利をマークしたアドゥワは、立ち上がりから丁寧な投球。打線の援護にも恵まれながら、快調にアウトを重ねた。中盤以降も崩れることなく、7回111球を投げ、4安打2四球無失点の快投劇。三振はなかったものの阪神打線から凡打の山を築き、これで前回DeNA戦の6回から、11イニング連続無失点とした。

 敵地で阪神を3タテし、今季2度目の7連勝で貯金は6。首位・巨人が中日に敗れたため、ゲーム差なしの4厘差にまで肉薄した。

 阪神は先発・秋山が序盤から立て続けに失点。5回5失点と振るわず2敗目(2勝)を喫した。打線はアドゥワの緩急に苦しみ8回までゼロ行進。9回に3番手・一岡から1点を返し、完封負けを回避するのがやっとだった。