東京には、まるで海外にいる気分になれる素敵なビストロがたくさん。今回は料理の満足度はもちろん、インテリア使いを真似したくなるときめきビストロをご紹介します。

1.東京のグルメ人からもファン多数。〈PATH〉/代々木上原

NY、パリ、北欧にあっても不思議じゃない、しゃれた店構え。朝から夜まで、いろんなニーズに応えるコンビニエントな内容。サービスもベタつかず、「何か用があれば声をかけて」という姿勢。スタッフがカウンターで仕事をしていても、客も気にしなければスタッフも気にしない。客とスタッフの距離も近い。自然光が差し込むカウンタースペースが朝の時間の特等席。

8時半ごろカウンターに焼きたての「カヌレ」300円などが並びはじめる。名物の「ダッチパンケーキ」1,500円。生ハム、中にブッラータチーズ、メープルシロップをトロリ。

夜はアラカルトが充実する。「自家製ハムとクミン」780円のほか、フライドポテトとビネガー700円も美味。グラスワインは800円〜。5,800円のコースもある。

(Hanako1123号掲載/photo:Norio Kidera text:Michiko Watanabe(main) edit & text:Hiroko Yabuki)

2.浅草散歩の締めに、手軽な料理を小洒落たお皿で。〈pétanque〉/浅草

2017年4月にできたワインビストロ。店主私物のガラス皿は、DURALEXのアンティーク。それにあわせるイタリア・MOTTAのクラシックな小皿は、手軽に食卓に彩りを添えられる(webサイト「ザッカワークス」で購入も可)。

メニューは昼夜同じ。ウフマヨ300円にオリーブやアーモンド各400円、有機野菜とタコのサラダ1,000円(各税込)など、平日の2軒目や週末の昼飲みに◎オーストラリアのナチュラルワインと。

(Hanako1152号掲載/photo:Akiko Mizuno,Shin-ichi Yokoyama,Tomoko Kurokawa text:Wako Kanashiro)

3.まるでパリ?な店構えに胸キュン。〈Le Monde Gourmand〉/自由が丘

東京とフランスの名店で研鑽を積み、〈タテルヨシノ銀座〉〈ステラ マリス パリ〉でシェフを務めた嘉藤貴士さんが2015年にオープン。

「フランス料理をもっと身近に感じてもらえるように、外にもオープンな店づくりを目指しました」と、ガラス越しに店内の様子が見えるカジュアルで心地よい雰囲気が魅力だ。

そのうえ、味は手間ひまかけた本格派。右上・トリュフ風味のヴィネグレットソースを添えた、ポロねぎといわしのマリネ950円、下・エゾジカのロースト 赤ワインソース2,800円、左上・河口湖天然きのこのパイ包みスープ2,000円(プラス300円でシェアも可)。ひとりでも立ち寄れるカウンター席があるのもうれしい。冬に向けてジビエ料理を楽しみにしているファンも多い。

(Hanako1143号掲載/photo : Kayoko Aoki, Michi Murakami text : Yukari Akiyama, Yumiko Ikeda)