就任3年目で快挙を成し遂げたジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】

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FAカップ決勝でワトフォードに6-0大勝 8シーズンぶり6回目の大会制覇を達成

 マンチェスター・シティは現地時間18日に行われたFAカップ決勝でワトフォードに6-0で大勝し、イングランド史上初の国内三冠を達成した。

 就任3年目で快挙を成し遂げたジョゼップ・グアルディオラ監督は、「これはチャンピオンズリーグ(CL)優勝よりも難しいこと」と喜びを表現した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 プレミアリーグとリーグカップ連覇を決め、2年連続国内二冠を達成していた状態で迎えたFAカップ決勝戦。シティはワトフォード相手にゴールラッシュを展開した。元スペイン代表MFダビド・シルバの先制弾を皮切りに、ブラジル代表FWガブリエル・ジェズスとイングランド代表FWラヒーム・スターリングが2ゴールずつを決めるなど、大量6得点を奪った。

 シティのFAカップ制覇は2010-11シーズン以来8シーズンぶり6回目。リーグ、リーグカップと合わせた“トレブル(三冠)”はイングランドで史上初の快挙となった。

 グアルディオラ監督は試合後、「監督としてベストシーズンの一つだ」と語り、充実のシーズンを振り返りながら優勝の喜びを噛み締めた。

「ベストとは言えないかもしれないが、ベストの一つであることは間違いない。10カ月間、すべてのコンペティションで戦い続け、(三冠を達成した)初のチームになった。これは私たちが10カ月間、一貫したチームだったことを意味している。私はチャンピオンズリーグが大好きだが、これはチャンピオンズリーグ優勝よりも難しいことだ」

 グアルディオラ監督はバルセロナ就任1年目の2008-09シーズンにリーガ・エスパニョーラ、国王杯、CLの三冠を成し遂げている。さらに10-11シーズンにはリーガとCLの二冠、バイエルンでも2度リーグとDFBポカールの二冠を経験しているが、国内カップ戦が二つ存在するイングランドで初めて“国内三冠”を経験した。

 6-0の勝利は1903年大会に並び、ウェンブリー・スタジアムでのFAカップ決勝における史上最多得点差勝利記録に並んだ。さらにこの勝利によって、イングランドのトップディビジョンで初めて年間50勝を挙げたチームとなるなど、“ペップ・シティ”は歴史の残る強さで2018-19シーズンを駆け抜けた。(Football ZONE web編集部)