山形県鶴岡市で獲れる「だだちゃ豆」は、独特の甘さが絶品で、人気の高い枝豆です。5月16日『多田しげおの気分爽快‼︎』では、「だだちゃ豆」の産地であるJA鶴岡園芸特産課の野尻耕平さんに話を聞きました。このだだちゃ豆、番組アシスタントの山内彩加アナウンサーと縁があったようです。

受け継がれる美味しさ

鶴岡市は山形県の日本海側。庄内地方の南部にある街です。江戸時代には庄内藩の城下町として非常に栄えました。その鶴岡市の特産品のひとつが「だだちゃ豆」です。

「7月の末頃から収穫が始まりまして、9月の中旬頃まであるような形になります」と野尻さん。
現在、だだちゃ豆は種まきが始まった初期の段階。夏に向かって成長していきます。

全国に枝豆は数々あれど、だだちゃ豆はなぜこんなに美味しいんでしょう?

「だだちゃ豆は、庄内藩で昔から農家さんが大切に守り続けてきた豆ということで、そういう所で美味しさが受け継がれてきてるのかなっていう感じですね」
 

どんぶり一杯食べる

「だだちゃ豆はその甘みと、香りが特徴的な豆にはなりますので、作ってる生産者の方々も、やっぱり作って実際に食べてみて美味しいって言うんで、毎日どんぶり一杯食べていますね」

だだちゃ豆の品種は鶴岡以外でもうまく育つんですか?

「だだちゃ豆は、枝豆の中でも大変デリケートな枝豆で、ここ鶴岡でしか栽培できないと言われています。種を他の産地に持って行きましても、だだちゃ豆本来の味が出ないということです」
 

やっぱり鶴岡で

鶴岡の風土でしかダメ、ということは鶴岡の方にとったら自慢ですよね?

「やっぱり、このだだちゃ豆は鶴岡の中でも一つの特産品にもなってますので、作ってる人たちも誇りを持って作っています。それが一番美味しさに繋がってるのではないでしょうか」

外への出荷はそんなに多くないですから、やっぱり鶴岡に行って、食べさせてもらわないといけませんね?

「一番美味しく食べれるのは、収穫したての鶴岡だとは思うんですけれども、関東、関西あたりにも段々出荷量は増やしてきていますので、今は全国でも美味しいだだちゃ豆が食べれるようになってますね」
 

“だだちゃ”って何?

ところで、この「だだちゃ豆」の由来は何でしょう?そもそも「だだちゃ」とは…

「“だだちゃ”っていう呼び方が、まず鶴岡の方言で、お父さんとか親父さんという意味なんです」

ちなみに“だだちゃ”は方言としては古く、現在も使っている人はそれほどいないそうです。だだちゃ=お父さん、親父。
だだちゃ豆とは、そのまま「親父が作った豆」という意味になりますが、その由来は…。

「これも諸説あるんですけど、昔、庄内藩のお殿様が、庄内の枝豆を食べまして『これは誰作ったなや?』と聞くと、お付の人が『○○のだだちゃの豆です』と答え、『また、ここのだだちゃの豆が食いてえ』とお殿様が言うようになりまして、それがだだちゃ豆に繋がったという話があります」
 

普通の枝豆とは一段違う

最もだだちゃ豆が美味しく食べられる料理法は何でしょうか?

「濃厚な味と風味が特徴なので、料理するよりはシンプルに茹でて、塩振ってもらって、この味を楽しんでもらった方が一番いいのではないかと思っております」

アシスタントの山内アナは、学生時代に鶴岡市をファームステイで訪れたそうです。

「だだちゃ豆の収穫手伝いをしたんですけど、その時に食べて、本当にびっくりしたんですよ。美味しすぎて。甘っ!みたいな」と振り返る山内。

他の地方の人が「美味しいのかな?」程度の軽い気持ちでだだちゃ豆を食べると、山内のような感想になるようです。
野尻さんは取材をこのように締めました。

「やっぱり、普通の枝豆の気持ちで食べると、味は一段違うと思います。全国に誇れる自慢の特産品ですね」 
(尾関)
 

多田しげおの気分爽快!!〜朝からP・O・N
2019年05月16日07時35分〜抜粋(Radikoタイムフリー)