久保が2試合連続ゴール! 首位・FC東京、止まらず無敗継続《J1》

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明治安田生命J1リーグ第12節のFC東京vs北海道コンサドーレ札幌が18日に味の素スタジアムで行われ、2-0でFC東京が勝利した。

ここまで8勝3分けで首位を走るFC東京(勝ち点27)と、6勝1分け4敗で6位につける札幌(勝ち点19)が激突した。前節のジュビロ磐田戦を1-0で勝利し、リーグで唯一無敗を継続しているFC東京は、その試合から先発メンバーを3人変更。太田、渡辺、大森に代えて、小川、チャン・ヒョンス、出場停止明けの高萩を起用した。

一方、前節の松本山雅FC戦をゴールレスドローで終え、連勝が「4」でストップしたものの、5戦無敗中の札幌は、同試合から先発メンバーを1人のみ変更。早坂に代わり、チャナティップが負傷から復帰した。

好調を維持する同士の一戦。試合は序盤から激しい球際勝負が繰り広げられる。それでもFC東京が徐々にサイドからゴール前に迫り始めると、16分には久保の右CKからディエゴ・オリヴェイラがヘディングシュート。これは枠を捉えられず。その1分後には、久保の左CKを中央で森重が右足を合わせ、ゴール左を捉えたが、GKク・ソンユンに右手一本で防がれた。

その後もポゼッションする札幌に対して、カウンターからチャンスを探るFK東京は23分、久保のドリブルからハーフウェイライン手前やや左でパスを受けた東が相手最終ラインの裏へスルーパス。これに永井が抜け出し、GKとの一対一を迎えたが、GKク・ソンユンにシュートコースを遮られる。

ここまで首位相手に応戦しながらチャンスらしいチャンスを作れないでいる札幌。それでも39分、敵陣中央左で落としを受けた福森がゴール前右に高精度なクロスを供給する。ここにルーカス・フェルナンデスが飛び込み、ゴール手前でワンバウンドするヘディングシュートを放つも、ここはGK林が冷静にパンチング。両チームともに守護神がゴールを許さず、0-0で試合を折り返した。

後半に入ると、札幌もカウンターを織り交ぜながら敵陣に侵攻し始める。その中で55分にFKを得ると、福森が敵陣中央から直接狙う。これがゴール右隅を捉えたが、ここはGK林に軍配が上がる。

立ち上がりこそ攻勢を強めた札幌に押し込まれる時間帯が続いたFC東京だが、59分についに試合を動かす。ボックス右で久保が仕掛けたが、ここは突破できず。それでもキム・ミンテのパスがボックス内の宮澤に当たるなど、バタバタした札幌の対応を見逃さず、ボックス手前中央やや左でボールを奪った小川が左足で丁寧にゴール左隅に蹴り込んで、ゴールネットを揺らした。

先制点を奪ったFC東京。63分にはボックス右に持ち込んだ室屋がクロスを入れるも、進藤にブロックされる。しかし、このボールが福森に当たってボールはゴール方向へ飛び、あわや追加点かと思われたが、ここはGKク・ソンユンが素早い反応で右足を出して防いだ。

対する札幌も直後、ルーカス・フェルナンデス、鈴木とつなぎ、最後はチャナティップがボックス手前から右足でゴール右隅を捉える。しかし、GK林に好セーブに遭い、ゴールを奪うことができない。

このピンチを凌いだFC東京に追加点。69分、カウンターからディエゴ・オリヴェイラが右サイドの久保のパスを送る。これを受けた久保が福森と対峙し、タイミングをずらしてニアサイドにシュートを放つと、GKク・ソンユンの手を弾いてゴールに突き刺した。

リードを2点に広げたFC東京は、その後も札幌を押し込み続けながら時間を消費。2-0できっちりと勝利し、無敗を継続して首位を走り続けている。