スウェーデン・ストックホルムのプールで練習を行う「ストックホルム男性アーティスティックスイミング」のメンバーたち(2019年5月15日撮影)。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP

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【AFP=時事】はげ頭に太鼓腹と無精ひげ――。スウェーデン・ストックホルムで40代男性たちが結成したアーティスティックスイミングチームは、この競技の先駆者であると同時に、競技の既成概念そのものも打破しようとしている。

 2003年に友人同士が集まってつくったチーム「ストックホルム男性アーティスティックスイミング(Stockholm Simkonst Herr)」は、主要な国際競技大会には出場せず、「楽しみつつも真剣に取り組む」ことをモットーにしている。メンバーの職業はさまざまで、医師や路面電車の運転士、映画監督、教師もいる。共通するのは、年齢と体形だ。40歳以上が条件で、体を鍛え過ぎていてもいけない。事実、何人かは喫煙者で、多くのメンバーはおなかが出ており、白髪頭の人もいれば、薄毛の人もいる。

 チームはドキュメンタリーや映画の題材としても取り上げられ、彼らを下敷きにフランスのコメディー映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(Sink or Swim)』と英国の映画『スウィミング・ウィズ・メン(原題:Swimming With Men)』も制作された。

 チームは、今月24日から26日まで開催されるアーティスティックスイミングの男子大会に出場するため、スペイン・イビサ(Ibiza)島に向かう。

 アーティスティックスイミングは、2017年にシンクロナイズドスイミングから競技名が正式に変更された。現在、欧州選手権や世界選手権には男子枠があるが、五輪競技には男子だけの部門はない。チームのメンバーたちは、いつか五輪でも男子部門が設けられることを夢見ている。

【翻訳編集】AFPBB News