両手で杖をつきながら目白署を出る旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長。事故で胸の骨が折れるけがを負って病院に入院していたが、この日退院し、事情聴取を受けた=2019年5月18日午後3時27分、東京都豊島区、恵原弘太郎撮影

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 東京・池袋で車が暴走し、母子2人が死亡、10人が負傷した事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長(87)が18日、入院先の都内の病院を退院した。

 警視庁は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)容疑での立件に向け、目白署(東京都豊島区)で任意で事情を聴いた。

 元院長は同日午後3時半前、署の正面出入り口に姿を見せた。帽子をかぶり、サングラスにマスク姿。両手で杖をつき、おぼつかない足取りで横付けにされたタクシーに乗り込んだ。この際、報道陣の問いかけに「申し訳ありません」と被害者への謝罪の言葉を述べた。

 事故は4月19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4丁目の都道で発生。飯塚元院長の車が赤信号の交差点二つを含む区間を暴走して通行人らをはね、母子が死亡し、元院長と同乗の妻を含む10人が重軽傷を負った。元院長はこれまでの調べに「アクセルが戻らなかった。ブレーキが利かなかった」と話している。