左からクラシア・フィゲロア容疑者、娘のデザレイ容疑者、フィゲロア容疑者の交際相手のピョートル・ボバク容疑者/Chicago Police Department

(CNN)米イリノイ州シカゴで10代の妊婦が殺害され子宮から胎児が取り去られた事件で、当局は17日、容疑者の女が数週間前から犯行を計画していたと明らかにした。自身も妊娠中だと偽り、フェイスブックを使って被害者をおびき寄せた疑いがある。

当局によると、事件では先月、クラリサ・フィゲロア容疑者(46)がシカゴの自宅でマーレン・オチョアロペスさん(19)の首を絞めて殺害。遺体から赤ちゃんを取り出し、自分の子どもと装っていた。

14日に容疑者宅の庭のごみ箱で遺体が見つかり、16日にはフィゲロア容疑者と24歳の娘のデザレイ容疑者が第一級殺人罪や児童に対する加重暴行罪、フィゲロア容疑者の交際相手のピョートル・ボバク容疑者が殺人による死亡を隠匿した罪などで訴追された。

警察によると、オチョアロペスさんはフェイスブックの母親が集まるグループでフィゲロア容疑者と連絡を取り、今年に入り少なくとも2回、容疑者の自宅を訪れていた。容疑者は自身も妊娠中だと装い、オチョアロペスさんをおびき寄せたという。

検察によると、フィゲロア容疑者の20歳の息子は昨年死亡していた。フィゲロア容疑者は10月に妊娠を公表したが、容疑者は卵管を縛る手術を受けていたことから、この発表に家族は驚いた。

フィゲロア容疑者は12月、フェイスブックに超音波検査の写真を投稿し、おなかに赤ちゃんがいると主張。今年2月にはベビー用品を必要とする人を支援するページで、赤ちゃん用ベッドや部屋の写真を投稿し「5月に出産予定の人はいないか」と尋ねていた。

こうしたやり取りを通じて知り合ったうちの1人がオチョアロペスさんだったという。オチョアロペスさんは当時妊娠7カ月で、容疑者からベビー服を提供すると持ちかけられていた。

警察によると、フィゲロア容疑者は4月1日までに娘のデザレイ容疑者に対し、妊婦を殺害して胎児を取り上げるのを手伝うように伝えていた。

オチョアロペスさんは4月1日ごろに初めて容疑者宅を訪問。23日に再び訪れた際に殺害された。

1日の訪問の際はフィゲロア容疑者の交際相手のボバク容疑者も家にいた。フィゲロア容疑者と娘の挙動が不審だったことから、もしオチョアロペスさんを殺害しようとしたら警察に通報するとボバク容疑者が警告。ただ、その日は何も起こらず、ただのエイプリルフールだったと告げられたという。