「北方領土奪還は戦争で」などの趣旨の発言をして問題になっている丸山穂高衆院議員が、過去にZOZOの前澤勇作社長にツイッターで絡んでいたという。

 丸山議員は昨年10月、前澤社長が《身代金を払えば、それが新たな武器購入の資金となり、テロの力を強め、さらなる被害拡大につながる。大方の人の意見がそうなことは知っている。けれども、それは近視眼的な考えだと思う。根本的なテロ問題の解決は、資金源の凍結や、武力による一掃戦略ではなく、話し合いだと思う》などとテロに関する一連のツイートをした際、自ら絡んでいった。

 投稿を引用リツイートして《この社長さんの人類史や中東の地政学すらぶっ飛ばした発想が過ぎて、驚きを隠せない。あまりにも無邪気な。現代日本の安保や外交を含めた米国等諸外国との関係だけでなく、他者との価値観の相違とは何か、有史以来の戦因とは何かすらも超え、そもそも人間とは何かの物事の本質を改めて考えさせられる》などと、挑発的に返信をしたのだ。

 この後も「この人何言ってんだ?」「洞察が浅い」「炎上商法でないとは思いますが」「小並感」「環境分析が圧倒的不足」などの言葉を用い、小馬鹿にしたような批判を続けた。

 これに対し前澤社長が、《それでは先生はどうしたら良いとお考えですか? テロリストって誰で何が目的でどうしたらなくなりますか? そのために私たち市民にできることは何ですか?》などと返すと、丸山議員は、《市民にできることは限られています。それでもできることは何かというのなら、外務省海外安全HPで渡航中止や退避勧告と書かれている地域にはなるべく行かないでください》と返事をした。

 前澤社長は丸山議員の挑発的なツイートに対して、《先生は、私の発言に対し、炎上商法を疑うレベルだとか、小並感だとか、小馬鹿にしたような物言いをされています》などと不快感をあわわにし、《もう一度伺います。テロをなくすにはどうしたらいいですか? 先生個人のご意見をお聞かせください》と問い合わせると、丸山議員は、《現状では、それに武力で対抗するしかありません》と返事をした。

 この返答に前澤社長は、《お考えよく分かりました。あまりに真っ当なご見解で、夢もなければビジョンもないため、個人的には支持や応援はできないと思いました》と返し、さらに、《今後は一市民を小馬鹿にしたような発言は謹んでいただくようお願い申し上げて終わりにします》と、丸山議員に皮肉を返してやり取りは終了した。

 結局、丸山議員にはこの皮肉が通じることはなく、今年3月、当時の同僚である維新の会所属の足立康史衆院議員が「国会議員の帰化情報を公開すべきだ」と発言したことに対して批判的な意見をツイートした一般のネットユーザーに、丸山議員が「この投稿は意味不明」などと批判。驚いたネットユーザーが丸山議員に反論すると、ここから丸山議員の粘着質な嫌がらせツイートが繰り返された。しかも差別的な用語も使用しつつ、ネットユーザーを軽蔑し、ユーザーが心身の状態が大幅に悪化する事態になったという。

 丸山議員は悪びれもせず、《ワロタ。この意味不明さは、私人と異なる憲法上の公人の権利制約への無理解が原因。14条の一つ前13条公共の福祉から、公人はプライバシー権も制約される過去判例を勉強下さいな。そもそも、例え国会議員であろうと全く同等に扱われるべきと述べながらその一行目で違いについて述べる矛盾に気付いて!!》などとツイートする始末。

 どうやら丸山議員の本性はツイッターから見えてくるようである。