イギリスの「ガーディアン」紙やアメリカの「ウォールストリート・ジャーナル」紙などが取り上げ、フィリピン・ルソン島の人口5万5000人のビナロナン町の「ウワサ禁止条例」が注目されている。

町長の秘書は「住みやすい街にするため、2014年にこの条例を定めた」という。たとえば、隣人の妻が見知らぬ男性と歩いているのを見ただけで、「不倫かもしれない」というウワサを流したり、お金の貸し借りの現場を見て、「あの人、借金すごいらしいよ」と人に言ったりすると、これはもう条例違反だ。18歳以上が対象で、SNSは対象外。罰則は罰金300ペソ(約600円)と地域清掃3時間。この5年間で9件の摘発があったという。条例制定後、ウワサ話がきっかけのトラブルは減ったそうである。

言論の自由との兼ね合いは?

斎藤ちはるキャスター「ウワサができないと、話題が少なくなっちゃいそう」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「かつての特高(特別高等警察)みたいだよね。そもそも言論の自由はないの? 条例そのものが憲法違反なんじゃないの? 日本ではありえない条例だよね。フィリピンでも、だれかが告発したらなくなると思う」 ビナロナン町では賛成派が反対派を上回っているという。ウワサ話を流しているというウワサ話はどうなんだろう。