千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件で、父親から下着を下ろされたと医師に訴え、性的虐待の疑いがあると診断された約2週間後に県柏児童相談所が一時保護を解除した問題で、県の担当者は16日、「(性的虐待の疑いが)確認されたのが1回だけだったので、重大に受け止めていない可能性がある」とし、診断を過小評価した可能性があるという認識を示した。

 女児は一時保護中の2017年11〜12月、医師らに対し、「夜中にパパが急にズボンを下ろしてきた。パンツも脱げて『やめてよ』と言ってすぐに上げたら、パパから『そんなこと言うとバレるだろ』と言われた」と打ち明け、医師はPTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断をした。

 柏児相は診断後、被害が1回だけか継続的だったのか、女児に確認していないという。二瓶一嗣所長は16日、「(県の)検証委員会で検証していただいているので」と取材に語った。