米連邦最高裁前でプラカードを掲げる、人工妊娠中絶の賛成派と反対派=1月18日、ワシントン(AFP時事)

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 【ワシントン時事】米南部アラバマ州で15日、人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止する法が成立した。

 性犯罪被害に遭った女性の中絶も認めず、協力した医師に対しては厳罰を科すという、同種の法律としては米国で最も厳しい内容だ。

 法案は州上下両院で既に可決され、ケイ・アイビー知事(共和党)が署名して成立した。6カ月後に施行される。中絶した女性は罪に問われないが、中絶手術をした医師らには10年から99年の禁錮刑が科される。合法的に中絶が可能なのは、女性に生命の危険がある場合などに限られる。

 ロイター通信によると、米国では中絶の権利を規制する法律が今年に入り16州で提案された。保守派による各州での動きは、中絶の権利を認めた1973年の連邦最高裁判決を覆す機運づくりが狙いとみられている。