一度使うと戻れない! 名作マウスの最終進化は“いいとこ取り”だった!

写真拡大 (全113枚)

マウスではなくボールを回してカーソル操作を行う“トラックボール”は、手首の負担が少ないと人気の入力機器。今回、トラックボールの伝道者である編集部が、往年のモデルから最新モデルまで、13台のトラックボールの実力を一斉テストしました。厳しい審査を通過したのは半数のみ。本当に使える機種を公開します。


手を動かさずに操作できて
手首への負担が大幅に軽減!


パソコンではマウスを動かして、カーソルを操作するのが一般的です。しかし、マウスでは作業が長時間になると、腕や手首が痛くなってしまうことも……。

これを解消できる入力機器が、今回テストしたトラックボールです。本体についているボールを回してカーソルを操作するため、本体を動かす必要がありません。このおかげで、腕や手首への負担を軽減できるのです。



また、マウスのように“動かすためのスペース”が不要な分、机の上のスペースを効率よく使えるというメリットもあります。



とはいえ、トラックボールにもさまざまな大きさや形状があります。果たして、どんなトラックボールが使いやすいのでしょうか? その疑問に答えるため、今回はおもなトラックボールをまとめてテストしてみました!



ランキング発表の前に、まずはトラックボール選びのポイントをご紹介したいと思います。


購入しやすい価格帯に飛びつくな!
トラックボール選びの4ポイント


トラックボール選びの際に一番陥りやすいのが、手頃な価格の製品に手を出して失敗するというミスです。お手頃価格だし、そこそこ使えればいいか……と思ってしまいがちですが、結局無駄になることも多々あります。

トラックボール選びに失敗しないためにも、以下の4つのポイントをおさえておくことをオススメします。


【チェックポイント Ю瀉屐設定は簡単か?】


トラックボールを選ぶ際、ついボールに目がいってしまいますが、真っ先に確認したいのは設置スペースです。

トラックボールは意外と大きさがバラバラです。省スペース化するはずが逆に場所を取るハメに……なんてこともあります。このため、最初にすべきことは“設置面積の確認”です。どのくらいのサイズのものが欲しいのかを明確にしておきましょう。



また、初期設定の簡単さも重要です。とはいえ、最近の製品は接続すれだけですぐに使い始められます。接続は大きく分けて、有線、2・4GHz無線、ブルートゥースの3種類ですが、それぞれに特徴があります。



Bluetoothは世界統一規格なので対応製品が多いのも特徴です。最近のノートパソコンならほぼ対応しているため、レシーバーなしで利用できます。このため、レシーバーが付属しない製品が多いデスクトップパソコンで利用する場合などは注意が必要です。その際はUSB接続のブルートゥースレシーバーを用意しましょう。



【チェックポイント◆Щ箸ぞー蠅呂いい?】


トラックボールには親指でボールを操作するタイプと、人差し指&中指で操作するタイプの2種類があります。

ボタンやホイール操作が一般的なマウスと同じ親指タイプのほうが慣れるのは早いでしょう。なお、ボールサイズが大きいほど、細かい作業がしやすい傾向にあります。



トラックボールの商品紹介などでは、操作している親指側から見た写真をよく目にします。でも、負担の軽減を判断するのなら注目すべきはむしろ反対側です。手の小指側の側面を机につけたまま操作できるほうが圧倒的に楽ちんです。



また、Webページのスクロールなどで意識せずに使っていますが、思っている以上に多用するのがホイールです。ホイールを左右に倒して横スクロールなどの操作ができる「チルト機能」の有無もしっかり確認しましょう。



さらに、本体を動かさないトラックボールでも、ホールド感は重要です。手がしっかり固定できないと、こまかくボールを操作することができません。このため、形状よりも手を固定しやすいかが重要です。



ホールドする際に誤ってボタンを押してしまいがちな人は、ストレスがたまっていくでしょう。



このように、使い勝手には本体の形状や大きさ、ボールサイズ、ボール操作に使う指など、多くの要素が関係しています。好みによる部分もありますが、重要なのは使っていて疲れないこと

可能であれば、家電量販店で実際に展示品を触り、確認してから決めるのがベターです。


【チェックポイント:操作精度は高いか?】


トラックボールはマウスと同様に解像度(dpi)でカーソルの速度が変わります。dpiが小さいとカーソル速度は遅くなり、こまかい作業がしやすくなります。逆にdpiが大きいとカーソル速度は速くなり、移動距離も大きくなります。

とはいえ、パソコンの作業ではこまかい作業も大きな移動も必要となります。このため、多くの製品ではdpiの変更が可能となっています。なかには複数のdpiを設定しておき、ボタンで切り替えられる製品もあり、オススメはこのタイプです。



ただし、切り替えボタンの位置はバラバラです。作業時でも素早く切り替えられる位置のほうが作業を中断することなく、カーソルを思い通りに操作できます。dpi切り替えの有無やボタン位置は事前にしっかり確認しましょう。

カーソル速度(dpi)はユーティリティソフトで変更可能なことが一般的ですが、切り替え時の速度も含めて複数設定できるとベストです。



ユーティリティソフトがない製品でも、OS設定を呼び出して変更はできます。しかし、1つの速度しか設定できないため、変更時には毎回呼び出す必要があり、かなり面倒です。




今回も実際にこの2種類のソフトで検証しています。


【チェックポイントぁС板ダは高いか?】


多ボタンのトラックボールではユーティリティソフトでボタンに特定の機能を割り当ててカスタマイズすることができます。

カスタマイズできるボタンは、クリックに使う主ボタンと右クリックに使う副ボタン以外のボタンとなるので、総ボタン数が多い製品ほどカスタマイズの幅が広いといえます。



また、カスタマイズの際に特定のソフトを指定できると、ソフトによってボタンの役割を変えられるので非常に便利です。今回テストした製品では、ロジクール、エレコム、ケンジントン製はソフトを指定してカスタマイズが可能でした。



もともとボタン数が少ないケンジントン製は副ボタンもカスタマイズが可能です。さらに、左右のボタンを同時押しした際にも機能を割り当てられるようになっています。



以上の4つのポイントを基準にテストを行いました、確実なテストを行うため各ポイント内をさらにいくつかのチェック項目で分けています。



各項目の配点は、重要な項目ほど高配点としています。また、単純にスペックの高性能さがそのまま高得点とならないよう、使いやすさやその機能の有用性、使用感などの体感としての評価も加味しています。

それでは、トラックボール13製品のランキングを発表していきたいと思います。


Logicool MX ERGOは
2つの角度で長時間でも楽ちん!


第1位となったのは、ロジクールの「MX ERGO」です。この製品はロジクールが2017年に、7年ぶりに発売したトラックボールです。




Logicool
MX ERGO
ワイヤレス トラックボール
実勢価格:1万2087円


サイズ:W99.8×H51.4×D132.5mm
重量:約259g
接続方式:無線(Bluetooth)
解像度dpi:512〜2048
ボタン数:8個(6個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:有(チルト機能有)
電源:充電式リチウムポリマー電池
ユーティリティソフト:Logicool Options(公式サイトから入手)
対応OS:Windows 8以降/macOS 10.12以降
付属品:Unifyingレシーバー/充電用Micro-USBケーブル

[発売:2017年9月]



ボールのサイズは直径34个如⊆茲螻阿靴可能です。



MX ERGOの底面は磁石になっており、ここにメタルプレートが付いています。この装着角度を0度と20度から選ぶことができます。



0度は慣れ親しんだマウスに近い感覚なので、最初はこちらのほうがいいかもしれません。ただし、手を乗せる感覚で使用し、本体も大きいのでマウスのようなホールド感はありません。



20度の場合は手の側面をべったりと机につけて使用できるので、慣れてしまえばこちらのほうが圧倒的に楽ちんです。



また、本体には「精密モード」ボタンが用意されており、これを押すと解像度(dpi)が小さくなり、精密な作業を行うことができます。

ボタンも押しやすい位置にあり、作業を中断することなく変更できます。グラフィックなどの精細な作業もしやすいよう工夫されています。



精密モードのdpiは固定ですが、このボタンに「トラックボール感度」を割り当てることでdpiを指定できます。

方法も簡単で、ボタン設定を「トラックボール感度」に変更し、2通りのカーソル速度を指定するだけ。好みの速度に設定できるので、標準の「精密モード」よりも使い勝手はいいでしょう。



MX ERGOはもともと2台のパソコンに接続でき、ボタンひとつで接続先を変更できます。ですが、2台のパソコンに接続した状態で「FLOW」機能を有効化すれば、接続先を切り替えずに画面の端からカーソルを行き来して操作が可能です。



異なるOSのパソコン間でもカーソルを行き来して操作でき、テキストなどのコピペも可能なので超便利です。2台使いの人に特にオススメの機能です。



確かに手首は楽ちんですが、ボールを操作する親指が疲れ、一番新しい製品でもこんなものか……というのが正直な感想でした。

しかし、それは初日だけの話。一日あれば操作にも慣れ、以降はかなり快適に使えました。

0度と20度の2種類の傾斜角で使えるうえ、カスタマイズ性も高く、2台のパソコン間をシームレスに行き来できる「FLOW」は超便利! 必ず満足できるトラックボールと言えそうです。



ELECOM EX-G PROは
細かい作業にもオススメ


第2位はエレコムの「EX-G PRO」です。親指操作タイプの「EX-G」シリーズのトラックボールですが、高耐久パーツを採用した上位モデルといった位置付けです。

やや幅が広すぎてバランスが悪く感じますが、いざ使ってみるとホールド感はやや薄いものの、使いづらさはまったく感じません。




ELECOM
EX-G PRO M-XPT1MRXBK
実勢価格:9787円


サイズ:W108×H47.7×D135mm
重量:約147g(乾電池を含まず)
接続方式:有線/無線(2.4GHz/Bluetooth)
解像度dpi:500/1000/1500
ボタン数:8個(6個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:有(チルト機能有)
電源:単3乾電池×1本
ユーティリティソフト:エレコム マウスアシスタント(公式サイトから入手)
対応OS:Windows 7以降/macOS 10.13以降
付属品:2.4GHzレシーバー/単3乾電池×1/有線接続用ケーブル/日本語マニュアル

[発売:2018年6月]



ボールのサイズは直径34个如⊆茲螻阿靴可能です。ボールは滑らかに回転しますが、若干軽すぎるので最初は細かい作業には向かないと感じました。



dpi切り替えも3通り設定できますが、切り替えボタンが底面にあるため、作業しながらの切り替えができません。



しかし、ボールの周囲にフチがあり、この形状をうまく利用してボールの回転を制御することができます。フチ部分に親指をつけて操作することで回りすぎを防ぎ、精細な作業もしやすくなりました。



高耐久パーツの採用だけでなく、ボールの品質も堂シリーズの下位モデルとは大違いです。あまり大き過ぎない親指操作タイプを探している人にはピッタリの製品です。



ELECOM HUGEは
人差し指&中指派なら快適


第3位となったのは、エレコムの「HUGE」です。箱から出した瞬間にそのデカさに驚きますが、人差し指&中指操作タイプの中では一番の使い勝手でした。




ELECOM
HUGE M-HT1DRBK
実勢価格:3847円


サイズ:W114.7×H57.2×D181.9mm
重量:約260g(乾電池を含まず)
接続方式:無線(2.4GHz)
解像度dpi:500/1000/1500
ボタン数:8個(6個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:有(チルト機能有)
電源:単3乾電池×2本
ユーティリティソフト:エレコム マウスアシスタント(公式サイトから入手)
対応OS:Windows XP以降/macOS 10.12以降
付属品:2.4GHzレシーバー/単3乾電池×2/日本語マニュアル

[発売:2017年7月]



ボールのサイズは直径52个如⊆茲螻阿靴可能です。大玉のボールは回転はスムーズですが、重さがあるので素早い動きには向かず、ゲーム用としてはジャンルを選びそうです。



しかし、直線や曲線的な操作でもズレが少ないため、グラフィック作業には今回の13台中もっとも向いています。本体の重さと相まって手首まで本体に乗せて操作するため、操作中に本体がブレて誤操作してしまうこともありません。



親指部分でdpiの切り替えができるので、作業を中断せずに切り替えが可能です。



やたらデカいですが、ボールも重いので細かい作業なら13台中でトップの操作性です。グラフィック作業をおもに行う人にはピッタリでしょう。



ELECOM DEFT PROは
サイズと機能のバランスが優秀


第4位となったのはエレコムの「DEFT PRO」です。2位の「EX-G PRO」と同様に高耐久パーツを使っており、「EX-G」シリーズの上位モデルとなります。




ELECOM
DEFT PRO M-DPT1MRBK
実勢価格:9787円


サイズ:W91.4×H57.3×D133.4mm
重量:約162g(乾電池を含まず)
接続方式:有線/無線(2.4GHz/Bluetooth)
解像度dpi:500/1000/1500
ボタン数:8個(6個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:有(チルト機能有)
電源:単3乾電池×1本
ユーティリティソフト:エレコム マウスアシスタント(公式サイトから入手)
対応OS:Windows 7以降/macOS 10.13以降
付属品:2.4GHzレシーバー/単3乾電池×1/有線接続用ケーブル/日本語マニュアル

[発売:2018年4月]



ボールのサイズは直径44mmで、取り外しが可能です。中玉ですがサイズの印象よりも実際は軽く、回転もスムーズです。



大きめのマウスサイズでホールド感も高いのですが、ホイール操作が親指でさらにそこにボタンが集中しているため、慣れるまでは一瞬考えてから操作といった感じかもしれません。



dpi切り替えは3段階ですが、やはり切り替えボタンが底面なので、作業は中断されてしまいます。親指部分にあるスイッチは2.4GHz無線/Bluetoothの切り替えとなります。底面のdpi切り替えと逆についていれば、もっと便利だった気がして残念です。



44个任笋簑腓めのボールですが回転は軽快で、サイズと機能のバランスはかなり優秀な製品です。人差し指&中指操作タイプを使いたいけれど、3位の「HUGE」は大きすぎる……という人にオススメです。



ELECOM M-XT3DRBKは
性能と価格のバランスがベスト


第5位はエレコムの「ワイヤレストラックボール M-XT3DRBK」です。第2位の「EX-G」シリーズの前モデルとなるので、ボタン数は最新のものより少ないものの、この機能でこの価格なら“買い”です。




ELECOM
ワイヤレストラックボール
M-XT3DRBK
実勢価格:2905円


サイズ:W94.7×H47.9×D124.4mm
重量:約128g(乾電池を含まず)
接続方式:無線(2.4GHz)
解像度dpi:750/1500
ボタン数:6個(4個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:有(チルト機能有)
電源:単3乾電池×1本
ユーティリティソフト:エレコム マウスアシスタント(公式サイトから入手)
対応OS:Windows Vista以降/macOS 10.10以降
付属品:2.4GHzレシーバー/単3乾電池×1本/日本語マニュアル

[発売:2015年10月]



ボールのサイズは直径34个如⊆茲螻阿靴可能です。



ただし、ボールは回転に引っかかりを感じ、操作時にカーソルが飛びがちなので、ボール交換は必須でしょう。とはいえ、ボールは交換しやすい34mmなので、ボール代を入れてもまだまだ安く済みます。



dpi切り替えは2段階ですが、切り替えスイッチがホイールのすぐ手前についているので、作業を中断することなく切り替えができます。この部分は最新モデルよりもはるかに便利です。



EX-Gシリーズの前モデルですが、コスパは最強です。親指操作タイプのトラックボールを、できるだけ安く手に入れたいという人にオススメです。



Logicool SW-M570は
ヘビーユーザーが多い定番品


第6位となったのは、ロジクールの「SW-M570」です。実はこのトラックボール、発売日は2018年6月ですが初代は2010年に登場しており、往年の名機といえる製品です。




Logicool
ワイヤレストラックボール
SW-M570
実勢価格:5589円


サイズ:W95×H45×D145mm
重量:約142g(乾電池を含まず)
接続方式:無線(2.4GHz)
解像度dpi:540
ボタン数:5個(3個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:有
電源:単3乾電池×1本
ユーティリティソフト:SetPoint (公式サイトから入手)
対応OS:Windows XP以降/macOS 10.5以降
付属品:Unifyingレシーバー/単3乾電池×1/日本語マニュアル

[発売:2018年6月]



ボールのサイズは直径34个如⊆茲螻阿靴可能です。青いボールはなかなか珍しく、この製品の特徴ともいえます。



2010年に登場した初代は「M570」という型番でしたが、その後2013年8月に型番が「M570t」に変わり価格が改正されました。最新モデルとなる「SW-M570」も製品自体は初代の「M570」から変わっていません。

ただし、最新モデルのSW-M570では、これまで3年だった保証期間が1年に短縮されているので注意が必要です。



なお、各所で「新型は主&副ボタン内部のスイッチがオムロン製から中国製ノーブランド品に変わっている」との投稿が多数見られましたが、編集部で分解したところ、M570tもSW-M570も同じオムロン製のスイッチでした。



初代が2010年の製品なのでdpi切り替えもチルトホイール機能もなく、お世辞にも高機能とはいえません。しかし、マウス感覚で違和感なく使えるその形状は根強い人気で、同じモデルを買い続けている愛好家も多いようです。

一方、すぐにボタン部分がへたり、誤動作を起こすことでも有名です。確かに使いやすいのですが、特に安いわけでもないので初心者向きではないでしょう。購入するなら保証期間が3年間の2代目「M570t」がオススメです。



Kensington 72327JPは
両利き対応で細かい作業向き


第7位はケンジントンの「SlimBlade Trackball 72327JP」です。ケンジントン製のトラックボールは左右対称で、左利きの人でも使えるのが大きな特徴です。




Kensington
SlimBlade Trackball 72327JP
実勢価格:1万399円


サイズ:W133×H60×D150mm
重量:約306g
接続方式:USB接続
解像度dpi:不明
ボタン数:4個(3個はカスタマイズ可能)
スクロールホイール:ボール操作で対応
ユーティリティソフト:Trackballworks(公式サイトから入手)
対応OS:Windows XP以降/macOS 10.4.1以降
付属品:なし

[発売:2011年5月]



ボールは55mmで13台中もっとも大きく、取り外しが可能です。大きさに伴った重さなので素早い操作よりも、こまかい作業向きです。回転時にボールが擦れている感触もやや感じます。



ホイールはありませんが、ボールをひねって水平方向に回すことでスクロール操作が行えます。ユニークで気持ちはいいのですが、手の持ち替えが必要となるので、やや面倒です。



ボタンは4つと少ないですが、副ボタンもカスタマイズが可能なうえ、左右同時押しにも機能を割り当てることができます。



ボタン数は少ないけれど、その分シンプルな操作性です。ボールをひねってのユニークなホイール操作や、価格面からみても玄人向けの製品といえます。



ここまでの7製品は目的や用途に合致していれば“買って失敗”ということはないと思います。

しかし以降の6製品はやや欠点のほうが目立ってしまい、購入すると後悔する恐れが……。編集部ではあまりオススメしません。


Kensington K72359JPは
大玉で思った以上にブレます


第8位はケンジントンの「Expert Mouse Wireless Trackball K72359JP」です。第7位の製品より新型ですが、ボールが浮きやすいのが難点です。




Kensington
Expert Mouse Wireless Trackball
K72359JP
実勢価格:9380円


サイズ:W130×H65×D157mm
重量:約345g(乾電池を含まず)
解像度dpi:不明
スクロールホイール:ボール周囲のリング
電源:単3乾電池×2本
ユーティリティソフト:Trackballworks(公式サイトから入手)
対応OS:Windows 7以降/macOS 10.8以降
付属品:2.4GHzレシーバー/単3乾電池×2本/パームレスト

[発売:2016年2月]



ボールのサイズは直径55个如⊆茲螻阿靴可能です。かなりの大玉ですがあまり安定せず、左右操作でかなりカーソルがブレます。



机につくのが手首のみで、あまり負担が軽減されている感もありません。パームレストも付属していますが、装着すると奥行きは23僂砲發覆蠏觜充挧發任后



こちらの製品のほうが新型ですが、ケンジントン製を購入するのであれば、第7位の「SlimBlade Trackball 72327JP」のほうがいいでしょう(ただし有線になります)。



サンワサプライ MA-BTTB1は
フィットするけど表面がツルツル


第9位はサンワサプライの「エルゴノミクス MA-BTTB1」です。形状は手にフィットするのですが、表面がツルツルし過ぎていてホールドしにくさを感じます。




サンワサプライ
エルゴノミクス MA-BTTB1
実勢価格:4822円


サイズ:W100×H45×D131mm
重量:約130g(乾電池を含まず)
解像度dpi:400/800/1200/1600
スクロールホイール:有(チルト機能有)
電源:単3乾電池×1本
ユーティリティソフト:なし
対応OS:Windows 8以降/macOS 10.3以降
付属品:単3乾電池×1本/日本語マニュアル

[発売:2018年9月]



ボールのサイズは直径34个如⊆茲螻阿靴可能です。一般的なサイズなので、ボールを換えることで操作性をやや上げることは可能です。



dpiの切り替えは4通りですが、切り替えボタンがかなり先端にあり、やや使いづらさを感じます。



5ボタンですがユーティリティソフトがないので、ボタンのカスタマイズやdpiの変更はできません。



Kensington KT-2352は
タッチリングの反応が鈍め…


第10位はケンジントンの「Orbit Wireless Mobile Trackball KT-2352」です。モバイルと名前に付いていますが、ケンジントン製トラックボールの中では珍しく小型の製品です。




Kensington
Orbit Wireless Mobile Trackball
KT-2352
実勢価格:5036円


サイズ:W87×H40×D110mm
重量:約99.8g(乾電池を含まず)
解像度dpi:不明
スクロールホイール:ボール周囲のタッチリング
電源:単3乾電池×2本
ユーティリティソフト:Trackballworks(公式サイトから入手)
対応OS:Windows XP以降/macOS 10.8以降
付属品:2.4GHzレシーバー/単3乾電池×2本

[発売:2016年2月]



ボールのサイズは直径32个如⊆茲螻阿靴可能です。今回の13製品のなかでも最少ですが、小さいわりに回転は重く感じます。



ボールの周囲にはタッチリングが用意されていますが、操作できるのは設定で選んだ左右のどちらかのみです。このため、操作距離が足りず、Webページをスクロールしきれないことが多々あります。



タッチリングでのスクロール操作がぎこちなくなってしまうだけでなく、ボタンも完全に側面に付いているため、ホールドしようとするとすぐに間違えて押してしまいます。



上下左右ともにカーソルは安定せず、側面のボタンをクリックする際にボールが回ってしまうことが多々あります。左右対称で両利き対応ですが、この価格で購入するまでのメリットは感じられません。



Kensington 72337JPは
フィットせずボタンも押しにくい


第10位はもう1製品あります。それが、ケンジントンの「OrbitTrackball with Scroll Ring 72337JP」です。思った以上に形状が手にフィットせず、ボタンの位置も奥にありすぎて押しづらさを感じます。




Kensington
OrbitTrackball with Scroll Ring
72337JP
実勢価格:4096円


サイズ:W105×H48×D130mm
重量:約168g
解像度dpi:不明
スクロールホイール:ボール周囲のリング
ユーティリティソフト:Trackballworks(公式サイトから入手)
対応OS:Windows XP以降/macOS 10.4.11以降
付属品:リストレスト

[発売:2012年1月]



ボールのサイズは直径40个如⊆茲螻阿靴可能です。ボールの動きには擦れている感がありますが、回転は悪くはありません。



ボールの周囲にはスクロールリングが用意されていますが、回転もスカスカで全体的にチープさが目立ちます。

リストレストも付属していますがしっかり固定できず、作りの甘さが気になります。リストレストを装着すると奥行きは20.5僂砲覆蝓△なり邪魔くさいでしょう。



この製品は単軸移動ボタンを設定することが可能ですが、全体的に使い勝手が良いとはいえないため、あまり効果的ではありません。



ナカバヤシ MUS-TBLF134
小さすぎて逆に使いづらい!


第12位はナカバヤシの「Digio2 Q MUS-TBLF134」です。超小型でレシーバーも収納でき、持ち運びには便利ですが、逆に小さすぎて使いづらいです。




ナカバヤシ
Digio2 Q MUS-TBLF134
実勢価格:3936円


サイズ:W88×H47×D95mm
重量:約106g(乾電池を含まず)
解像度dpi:600/400〜1200(自動切り替え)
スクロールホイール:有(チルト機能なし)
電源:単4乾電池×2本
ユーティリティソフト:なし
対応OS:Windows Vista以降/macOS 10.6以降
付属品:単4乾電池×2本/日本語マニュアル

[発売:2017年2月]



ボールのサイズは一般的な直径34个如⊆茲螻阿靴可能です。ボールの動きは滑らかです。



一方、ボタンはペコペコしていてクリック感がありません。dpiはホイール手前のボタンで「固定(600)」と「自動(400〜1200)」の2種類で切り替えられますが、「自動」はあまり優秀ではないようです。



狙った通りに動かないことも多く、グラフィックには不向きでしょう。また、カーソルが安定しないのでゲームにも不向きです。ユーティリティソフトもなく、カスタマイズも出来ません。



LOGICOOL TM-150rは
フィットせず動きが鈍い…


今回、残念ながら13製品中最下位となってしまったロジクールの「TRACKMAN MARBLE TM-150r」。細長い形状で手にフィットせず、ホールドしようとすると誤ってボタンを押してしまいがちです。




LOGICOOL
TRACKMAN MARBLE TM-150r
実勢価格:1974円


サイズ:W86.5×H42.3×D165.4mm
重量:約198g
解像度dpi:300
スクロールホイール:なし
ユーティリティソフト:SetPoint(公式サイトから入手)
対応OS:Windows XP以降/macOS 10.5以降
付属品:PS/2コネクタ/クイックスタートガイド

[発売:2013年4月]



ボールのサイズは直径40个如⊆茲螻阿靴可能です。ボールの動きは重く、操作時にボタンを押してしまいがちです。また、素早い操作でボールがガタガタと動いてしまいます。左右はともかく、上下操作がまるで安定しません。



ホイールがないのも不便ですし、手の側面を付けて操作すると右クリックが押しにくく、負担が軽減されている感もさほどありません。



【テストを終えて】親指操作の
方がオールマイティに使えそう


「親指操作タイプ」か「人差し指&中指操作タイプ」かは好みが分かれるところですが、親指操作タイプは、主&副ボタンやホイール操作が一般的なマウスと変わらないので、初めてトラックボールを使う人向きでしょう。



一方、人差し指&中指操作タイプは、ホイールやクリック操作が親指となるため、慣れるまではやや混乱するかもしれません。ですが、親指にかかる負担がないため、慣れてしまえばこちらのほうが楽ちんかもしれません。

グラフィック作業に関しては、ボールが大きめで人差し指&中指操作タイプのほうがこまかい作業がしやすく、向いているといえます。



しかし、デスクトップ操作も含めてオールマイティさを求めるならば、親指操作タイプのほうがよさそうです。特に机の上をスッキリと使いたいのなら、親指操作タイプのほうが全体的に本体が小さい傾向にあるのでオススメです。

なお、メーカーに関していえばオススメはエレコムです。全体的に製品のクオリティが高く、接続方式や左利き用といった別タイプのラインナップも豊富です。

エレコム製はシリーズごとに数種類の製品が存在しますが、可能であれば上位モデルを選ぶことをオススメします。下位モデルとはボールの回転のスムーズさがまるで違います。

なお、上位モデルを購入した場合でも、よりトラックボールを快適に使うためにぜひとも試してみてほしいことあります。それはボールの交換です。

ボールが小さめの34个離皀妊襪魯ーソルが安定しないことが多いのですが、マット仕上げの艶消し加工のボールに交換することでこまかい作業がしやすくなります。



ぺリックス
34 トラックボール
光沢仕上げ・艶出し加工
実勢価格:999円


ぺリックス
34 トラックボール
マット仕上げ・艶消し加工
実勢価格:999円


「玉」についてはこの記事もチェックしてください。


ちょっと気になるならハンディタイプもアリ


トラックボールはちょっと気になるけど、使い慣れたマウスを置き換えるほどでは……という人も多いでしょう。そんな人は、マウスは残したまま補助的にハンディタイプのトラックボールを試してみてはいかがでしょうか?



イーサプライ
ワイヤレスプレゼンテーションマウス
400-MA089
実勢価格:8980円


ベッドやソファに寝転んだままパソコンを操作できるので、補助的に使ってみるのもアリです。イスに寄りかかって動画やゲームを楽しみたい人にもオススメです。

以上、 トラックボールランキング13選でした。より快適なパソコンライフを送るためにも、ぜひこちらのランキングを参考にしてみてください。



360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。