イギリスでは、2019年5月13日〜19日(現地時間)はメンタルヘルス啓蒙週間。これに合わせて、ウィリアム王子がケイティ・ペリーをはじめ、スティーヴン・フライ、ジャミーラ・ジャミル、アリーシャ・ディクソンなどのセレブとタッグを組んで、新たな取り組みをしたそう。

メンタルヘルス啓蒙週間の初日である5月13日の午前10時59分頃、300以上あるイギリスのラジオ局が、「#MentalHealthMinute」と題された、王子やセレブたちによるメンタルヘルスにおけるサポートメッセージをラジオで一斉放送。約2,000万人のリスナーに対し、メンタルヘルスについて話し合い、人の話を聞くことの大切さを訴えた。

イギリスで俳優や作家として活躍しているスティーヴンは、メッセージで「誰かに話を聞いてもらいたいと思っている人は、世の中にたくさんいます。私たちはそうした人たちの話を聞くことで、ひとりでも多くの人を救うことができるのです。王子のこともね!」と語っている。

それに対し、ウィリアム王子は「心の健康を保つためには、自分の気持ちについて話すことが大事です。だから一旦立ち止まって、相手の話に耳を傾けましょう」と語り、うつ病や不安症、気分障害などを抱える人たちへのサポートを呼びかけた。

キャサリン妃とヘンリー王子とともにメンタルヘルス啓蒙キャンペーン「ヘッズ・トゥギャザー(Heads Together)」を立ち上げたウィリアム王子同様、このメッセージに参加したセレブたちも、メンタルヘルスに関するチャリティ活動に取り組んでいたり、自身の心の病気を明らかにしたりしている。双極性障害を患っているスティーヴンは、以前からメンタルヘルス問題に対する意識向上と正しい知識の普及に意欲的。またジャミーラはSNSに自分の好きなところを挙げる「I Weigh」ムーブメントの発案者であり、過去に適応障害と診断されたケイティも2017年に治療の様子をライブ中継していた。

メンタルヘルスといえば、ウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子、そしてメーガン妃の通称“ファブ4”も先日、心の病を抱える人たちのためにショートメッセージサービス(SMS)による無料サポートを提供する新プロジェクト「シャウト(Shout)」をローンチしたばかり。同じ苦しみを経験した王子たちだからこそ寄り添えるメッセージは、今、病と闘っている人たちの大きな支えとなるにちがいない。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Reiko Kuwabara

Harper’s BAZAAR UK