中国メディアは、中国の電気メーカーである海信(Hisense)が「日本の消費者を満足させている」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、急激に技術力を高めている中国企業。中国メーカーの家電製品の品質も外国製品と同等かそれ以上に良くなっている。日本に進出している中国メーカーも複数存在するが、中国メディアの今日頭条は6日、中国の電気メーカーである海信(Hisense)が「日本の消費者を満足させている」と伝えた。

 記事はまず、近年の中国の発展は目を見張るものがあり、10年前では考えられなかったことも近年は容易に実現できるようになったと指摘し、中国の科学技術の進歩はますます加速していると主張。10年前の中国家電製品と言えば、質が非常に悪く、海外の消費者から軽視されていたと指摘する一方、近年では先進国に輸出ができるまで技術が進歩し、製品の質も向上したと主張した。

 続けて、中国の大手家電メーカーである海信(Hisense)は日本に進出を果たしていると紹介し、日本の名だたる家電メーカーがひしめく市場で成功を収めていると強調。日本人の多くは、価格が高くても国産品を選ぶ傾向にあるなか、海信はコストパフォーマンスの高さで一定のシェアを獲得するほどに至ったと論じた。

 また、海信のテレビを購入した日本人消費者からは「画質や音質がとても良い」と評価されていることを紹介し、中国家電製品はもはや「低価格を実現するために品質を犠牲にすることはない」と強調し、品質を重視し始めた中国メーカーの製品が「日本の消費者を満足させている」と伝えた。

 記事の主張のとおり、近年は中国家電製品の質は大幅に向上している。低品質、低価格の製品を大量生産し、大量に販売して利益をあげるやり方は過去の話となっていて、大手メーカーの製品の多くは非常に高品質であり、日本製品にとって侮れない競合相手になりつつある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)