5月11日放送の『北野誠のズバリ』、番組工作員の工作太朗が潜入取材を行う「工作太朗の工作員潜入レポート」では、現役の女子大生であり、ラブホ写真家でもある、ぺのさんを取材しました。福岡にあるラブホテルをまとめた写真集を制作中だという、ぺのさんぺのさんがラブホ写真集を作ろうと思ったきっかけや、ぺのさんの夢について工作が語ります。

変な画像送りつけ

「現役女子大生のラブホ写真家がいる」

工作の元に、ある日そんな情報が飛び込んできました。

福岡在住、21歳の現役女子大生で、元アイドルでもあるという、ぺのさん。

「現役女子大生が作る、平成のラブホテルの姿を残した写真集製作プロジェクト」として
クラウドファンディングで活動資金を募り、目標となる40万円を大幅に超えた55万円を集めました。

同じ福岡出身の工作と、ぺのさんには、年齢は一回り違うながらも、なんと母校が同じという共通点がありました。

怪しまれないよう、丁寧な取材依頼のメールを送った工作でしたが、キュートなぺのさんの元には、いきなり変な画像を送りつけてくる人も多いそうです。

「ラブホテルの写真撮って回ってるっていうだけで、そういう風に勝手に妄想する男多いやろな」と納得の北野。
 

性にコソコソする日本

ぺのさんが「ラブホ写真集」を制作するに至ったきっかけは、こんな理由でした。

そもそも、性のコンテンツに対してコソコソする日本の風習に罪悪感みたいなものを感じていたという、ぺのさん。

「別に悪いことをしていないのに、ただ愛が深いだけなのに…」

そんな中、街中に堂々と立っているラブホテルの姿が、ぺのさんを肯定してくれるような気分になり、そこに「自由と開放感」を感じたそうです。

ある日、ぺのさんは大学の図書館で『ラブホテル Satellite of LOVE』という、昭和のラブホテルの写真を集めた1冊の写真集に出会います。

この写真集はなんと、北野誠のコレクションにもあるんだそう。
 

昭和の貴重なラブホたち

工作「この当時のラブホって、すごいいろんなマシンがあったりとか」
北野「宇宙船のイメージとかね」

工作「せり上がったりするやつもあったりするじゃないですか」
北野「メリーゴーランド。誰が乗んねん、回転木馬」

工作「ベットに飛行機の翼が付いてたり」
北野「2階の滑り台から降りて1階の湯船に入るとか」

北野と工作で、アイディア抜群の異空間であった昭和のラブホトークに花が咲きます。

北野「これすごいおもしろいですよ!昭和の貴重なラブホテルの写真集ですよ」

北野もお勧めの、このラブホテル写真集が、ぺのさんの人生を変えたのです。
 

ゼロからのスタート

平成生まれのぺのさんにとって、この写真集は衝撃でした。

いろいろなドラマを思い浮かべて、「これはいいな!」と思ったという、ぺのさんでしたが、現在その建物がほとんど残っていないことにガッカリしてしまったといいます。

「今の私が知ってるホテルたちも変わってしまうのかな。作品として写真に収めたい。自分も写真集を作ってみよう」

こんな気持ちが、ぺのさんを動かしたのです。

とはいえ、ぺのさんは普通の女子大生。

写真集を作りたいと思っても、何から始めたらいいのかわかりません。

カメラも持っていない、資金の調達の仕方もわからない、写真集の出し方もわからない。

そんなゼロのスタートから、手探りで始めていったそうです。
 

大量のアポ取り

工作が気になったのは、「ホテルの部屋の写真の撮影をどうやってやっているのかな?」
ということ。

「もしかして、そういうパートナーが不特定多数いる方なのかな」

こう思った工作は、セクハラにならないように遠回しに尋ねました。

ぺのさんの答えは「普通に1人で行って、アポイントをもらってから許可を取って撮ってます」というもの。

勝手によからぬ妄想をしていた工作でした。

ラブホテルに電話でアポを取り、撮影用の部屋を確保してもらい、「ここはいいですか?ここダメですか?」と、しっかりホテル側に確認しながら撮影しているという、ぺのさん。

大学の長期休暇を利用して、1か月の間にラブホテルに電話をしまくり、大量のアポイントを取り付けました。
 

エッチな嬢じゃありません!

アポが取れた80件ほどの中から、厳選した20件が今回写真集としてまとめられました。

撮影のためにラブホテルを訪れるなかで、珍事件にも遭遇したという、ぺのさん。

フロントでスタッフを待っていた時、そこにやってきた1人の男性客がぺのさんを見て一言。

「あっ、○○のお店の人だよね、写真より全然かわいいね!」

こう言って、ぺのさんの手を取り部屋に入ろうとしたというのです。

「私、そういう嬢じゃありませんから!」

こんな風にエッチなお姉さんと間違えられてしまうことも、何度かあったそうです。
 

パティシエのいるラブホ

ラブホテルを集めた写真集を制作するにあたり、最初のうちは周囲から「何やってんの?」という冷ややかな視線に晒されていたという、ぺのさん。

しかし懸命に活動を続けるうちに、「ラブホの人ね!待ってましたよ」と徐々に認知されるようになった。それがうれしかった」といいます。

「ゼロから1を生み出せた達成感。そして自分が好きな作品集ができるという充実感」に満たされたそうです。

「ラブホ女子会」という言葉が一時期流行ったように、最近のラブホテルはフロントにスイーツビュッフェが用意されていたり、厨房にパティシエがいるところまで存在しているのです。

通常料金の部屋で3LDKの広さ、さらにはシアタールームまで完備されている部屋まであるというから驚きです。
 

「理想のラブホを作りたい」

工作「『禁じられたことをする』という空間から、旅行気分を味わえる空間、ラグジュアリーなイメージに最近は変わりつつあります」
北野「『ベッド広いから、こっち泊まる方がええ』っていう夫婦も多いですからね」

ゆくゆくは「自分の理想のラブホを作りたい、これがゴール。わざわざ足を運びたくなるような、そういうホテルにしたい」と語ってくれた、ぺのさん。

バスボムなどお風呂周りのグッズを充実させる、部屋からすごい夜景が見えるなど、そういう部屋を作りたいと構想を練っているそうです。

想い出に残る場所としてラブホテルが認知されるように、「平成のラブホ写真集」と「ラブホテル」を作りたいという夢を2つ抱えて突っ走っている、ぺのさん。

今年の夏までには写真集が完成予定とのことです。

「気になる人はぺのさんのTwitterをチェックしてください。ただし、DMで変なことを送りつけないようにだけ、みなさんよろしくお願いします」と念押しした工作でした。
(minto)
 

北野誠のズバリ
2019年05月11日11時08分〜抜粋(Radikoタイムフリー)