【全文】元Wanna Oneカン・ダニエルが勝訴するも、事務所は“反論準備中”?

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元Wanna Oneカン・ダニエルが、直筆手紙で活動の再開を予告した。

去る5月10日、カン・ダニエルの法定代理人を務める法務法人(有)ユルチョン(以下、ユルチョン)によると、ソウル中央地裁はカン・ダニエルがLMエンターテインメントに提起した“専属契約効力停止仮処分申請”に対して、「すべて認容決定を下す」とした。

“認容決定”は韓国で申請の容認を意味する法律用語で、今回の決定は実質的にカン・ダニエルの勝訴を意味することになる。

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その後カン・ダニエルは、自身のインスタグラムに直筆の手紙を掲載してファンに感謝の気持ちを伝え、今後の活動に対する期待感を高めた。

「3カ月余りの長い間、僕を信じて待っていてくれた皆様に直接お知らせしたいと思い、こうして手紙を書くことにしました」と切り出したカン・ダニエルは、自身の気持ちを率直につづっている。

「皆さんの応援がなかったら、僕はこんなに勇気を出すことはできなかったでしょう。

皆さんの応援を一つひとつ読みながら、感動して泣いたり、皆さんの温もりと信頼に支えられて、辛い日々を堪えることができました」

さらに、カンダニエルは「これからは、僕が皆さんから頂いた勇気と信頼を返していきたい。皆さんが用意してくれた大切なステージで、素敵な歌と格好いい姿をお見せします」と綴り、今後の活動について予告した。

これに先立って、カン・ダニエルは“専属契約効力停止仮処分申請”を通じて「ソロ活動のために契約を交わしたLMエンターテインメントが、事前同意なしに専属契約上の各種権利を第3者(MMOエンターテインメント)に譲渡し、優勝の共同事業契約を締結して契約違反した」と主張した。

ユルチョンによると、裁判部は「カン・ダニエルは、当該の契約内容に対して事前に同意したことが一切なく、LMエンターテインメントの行為は専属契約に反するだけでなく、信頼関係を崩す行為である。よって、専属契約関係を維持することが難しい水準に達した」と判断した。

裁判部は上記の判断に従って、カン・ダニエルとLMエンターテインメント間の専属契約の効力を停止し、「LMエンターテインメントは今後、カン・ダニエルの各種芸能活動に関して契約の交渉や締結、活動の要求などを行ってはならず、芸能活動の妨害行為も禁止する」という仮処分決定を下した。

所属事務所は納得せず。「最後まで争う」としているが…?

一方で、LMエンターテインメントは「直ちに意義の申し立てを行うだろう。本案の訴訟で、今回の決定が不当であることを最後まで主張し、争う方針だ。できる限り最大限の方法を用いて対応する」と公式的な立場を明かしている。

現在は“専属契約効力停止仮処分”が採択された状態だ。しかしこれは一時的なものであって、カン・ダニエル側の有利が確約されたわけではない。

LMエンターテインメント側の“異議申し立て”によって、本案の訴訟がどのように進行するのか。今後の行方に大きな関心が集まっている。

以下、カン・ダニエルによる直筆手紙全文

3カ月以上という長い間、私を信じて待っていてくださった皆さんに直接お知らせしたくて、このように手紙を書きます。

皆さんからの応援と関心がなかったら、僕はこんなに勇気を出すことはできなかったと思います。本当に長い沈黙の期間、皆さんからの応援を一つひとつ読みながら感動して泣いたり、皆さんの温もりと信頼のおかげで辛い日々を堪えることができました。

妥協して、より簡単で手っ取り早い道を進む選択もできたのですが、僕はたとえ時間がかかっても、自分自身で正しい道を選択する。そんな姿をお見せしたかったのです。

そんな僕の行動、僕の考えを信じてくれたファンの皆さん。心より、本当に心から感謝いたします。

今まで皆さんから頂いた勇気と信頼を、これからは僕が返していきます。皆さんが作ってくれた大切なステージで、素晴らしい歌と格好いい姿をお見せします。

ファンの皆さん、これから新しくスタートする新人歌手カン・ダニエルを、是非見守っていてください。

もう一度、心から感謝します。