先発フル出場を果たした本田。チームにリーグタイトルをもたらせず。(C)Getty Images

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 5月12日、オーストラリアAリーグのファイナルシーズン(プレーオフ)の準決勝が行なわれ、本田圭佑を擁するメルボルン・ヴィクトリーは、敵地でシドニーFCと対戦。1-6の大敗を喫し、連覇の夢が潰えた。

 開始3分、メルボルン・Vはいきなりビハインドを負う。CKの処理を誤り、ゴールにねじ込まれて先制を許した。

 4-3-3の右インサイドハーフで先発出場した本田圭佑が、チャンスを作り出したのは26分。右サイドでボールをキープし、逆サイドから走り込んできたエルビス・カモソダにパスを送るも、惜しくも合わなかった。

 29分にも本田のシンプルなパスからオラ・トイボネンが狙うも、シュートは大きく外れ、同点ゴールを奪えない。
 
 迎えた43分、右サイドから送り込まれたクロスを、アレックス・ブロスケにボレーで叩き込まれて追加点を奪われると、前半アディショナルタイムにも、再び右サイドからのクロスをヘッドでクリアしようとした左SBのリー・ブロックスが、まさかのオウンゴール。前半で3点のリードを奪われる厳しい展開となる。

 反撃に出たいメルボルン・Vだが、後半に入ってもシドニーFCの勢いを止められない。63分にPKを献上すると、68分、88分にも失点。終了間際に本田の正確なクロスからトイボネンのヘッドで1点を返したものの、焼け石に水。1-6という衝撃的なスコアであっけなく敗退が決まった。

 不甲斐ない戦いぶりに、メルボルン・Vの公式ツイッターには、「(シドニーまで)の観戦費用を返せ!」、「俺たちのチームじゃない」、「失望した」、「監督を首にしろ」といった、辛辣な批判の声が次々に寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部