アンリ・エグティゼ【写真:Getty Images】

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試合中に携帯落として失格、前代未聞の珍事に海外反響「こんなの見たことない」

 柔道のグランドスラム・バクー大会で試合中に道着からスマホが畳に落ち、失格になるという前代未聞の珍事が発生した。まさかの“試合中の落とし物”の実際のシーンを国際柔道連盟が動画付きで公開し、「こんなの見たことない」「彼女からの電話を待っていたのかも」「まぬけだ」「悲しすぎる」などと騒然とさせている。

 前代未聞の珍事を演じたのは男子81キロ級2回戦に出場したアンリ・エグティゼ(ポルトガル)だった。相手のロビン・パチェック(スウェーデン)の袖を取り、前かがみで組み合っていた場面だった。「ボトッ」――。白い道着から黒い何かが畳に落ちた。その大きさ、形……。一瞬で何かわかる。スマホだった。

 反応したのは、相手のパチェックだった。何事かと組手を離し、拾い上げる。審判にアピールした後、ご丁寧にエグティゼに渡そうと紳士的に差し出した。しかし、エグティゼはどこかバツが悪そうな表情。国際柔道連盟は「ジュウドウカ、携帯電話で失格」とつづり、公式Youtubeでまさかのシーンを公開した。

 目の当たりにした海外ファンも仰天し、コメント欄で反響を寄せている。

海外大反響「ガールフレンドからの電話を待ってたのかも」

「こんなの見たことない」
「電話で敗退」
「iPhoneで勝利」
「やっちゃった!」
「彼も混乱してるはず」
「大事な電話を待ってたんだよ…!」
「ガールフレンドからの電話を待ってたのかも」
「劣勢になったら電話で助けを求めるつもりだった…」
「まぬけだ」
「悲しすぎる」
「電話は相手を怪我させるかもしれないし、このレベルならプロとしてのエチケットだよ」

 このようにエグティゼに対する厳しい声が相次いでいた。国際柔道連盟公式サイトによると、本人は失格になったという。持っていた携帯電話を置き忘れたのかもしれないが、国際舞台でなんとも珍しい場面になった。(THE ANSWER編集部)