吉田大輔元高等教育局長(C)共同通信社

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 ほとぼりが冷めたと思っているなら大間違いだ――。文科省の天下り斡旋問題を巡り、2017年1月、早大教授を辞任した文科省の吉田大輔元高等教育局長のことである。

天下りの隠れみのと化した「官民人材交流センター」の悪辣

 当時、文科省在職中に天下り斡旋を受けて求職活動していたことが問題視され、早大教授を辞したのだが、ナント、今度は福岡大の東京事務所長に先月からコッソリ再就職していたのだ。事情を知る同大関係者がこう明かす。

「そもそも天下り問題が発覚した当時、内閣府の再就職等監視委員会は、在職中に就職斡旋を受けた吉田氏の行為が国家公務員法に違反すると認定しました。(福岡大の)教授会や評議会は、違法行為をした吉田氏を東京事務所の新所長に据える案に反対していたのですが、大学執行部が強行。吉田氏が副学長と高校の同級生だったための『情実人事』だとみられています」

 熊本県出身の吉田氏は1979年、京大法学部卒業後、旧文部省に入省。文化庁次長や文科省研究振興局長などを経て、2014年に高等教育局長に就任し、翌15年8月に同省を退職。年収1400万円の好待遇で早大教授に迎えられた。

「まだ甘い汁を吸うつもりか」とツッコミたくなるが、福岡大でも「吉田氏の所長就任に伴い、報酬額が前任者の2倍に引き上げられたといいます」(前出の同大関係者)というから呆れてしまう。

 福岡大に吉田氏を採用した理由や報酬について問い合わせたが、「個々の採用に関わることでお答えできない」(広報課)との回答だった。